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2005/02/13

トニー滝谷

忙殺の日々からやっと脱出した。
もう少し体力・気力とも復活してから観るべきだったかもしれない。

色彩のトーンも、音楽も、台詞さえかなり押さえてある。
ナレーションが多いのも特徴なのだが、ある種「朗読」を聴いているような気分にもなる。

繊細な人の心情やその変化、時間のうつろいといったものが、
巧妙に織り込まれている。

いつの間にか、トニーと同じような「孤独」を感じているのに気づく。
ビビッドな色彩がほとんどない画面の連続は、感性に直接響いてくる。

疲れ切った状態の自分には、少々厳しかった。。。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■jamsession123goさんへ
TBとコメントをありがとうございます。
この映画は、自分にとって、ちょっと特別です。
疲れていた時に観賞してしまったので、余計にうちひしがれてしまいましたが、DVDで改めて観賞すると、「ああ、良かったなぁ」「良いなぁ」と思えます。レンタルだと落ち着かないので、好きな映画は、購入するようにしています。>そのうちプロジェクターも買えるかな?

投稿: あかん隊 | 2005/12/30 22:00

jamsession123goです。
ブログにコメントありがとうございました。
jamsession123goは20年来の村上ファンで、長編4作目からはすべて発売直後に買って読むようなファンです。
この映画の原作は、村上ワールドのもっとも本質的な部分を取り出して凝縮したような短編です。
そんな原作の雰囲気を限りなく正確に再現できたことが感動的な映画だと思っています。
DVD、いいですね。
jamsession123goももう一度観てみたいです。

投稿: jamsession123go | 2005/12/30 20:52

>まつさんへ
ありがとうございます。
その時には、鮮烈な感情でも、時間を経ると風化していくのは、どうしようもないことですね。悲しみも時間が癒していくのでしょうか? たとえ、すっかりなくなることはなくても。

投稿: あかん隊 | 2005/05/06 10:11

コメントありがとうございました。
人間は「記憶」をとどめようと何かを残そうとします、写真とか手紙とか。それは忘却が伴うからです。
トニーは服を捨てたことで悲しみが深くなりますが、それはいつしかどんどんタイヤのように擦り切れていって、単なる思い出に変わるのだと思いました。

投稿: まつさん | 2005/05/06 02:38

コメントとTBをありがとうございます。
お邪魔して、ブログを拝見いたしました。

落ち着いた雰囲気ですね。
ご覧になる作品、興味の部分で、少し似たようなものを感じます。
また伺いますね。

投稿: あかん隊 | 2005/02/20 20:29

はじめまして、おじゃまします。
もう少し予備知識を仕入れてから観に行けばよかったかもしれない、と後悔しています。
TBさせていただきました。

投稿: gantakurin | 2005/02/20 19:45

ご覧になったんですね^^

僕も観たい作品のひとつですが、
ナイーブな作品は体調万全で観なくてはいけませんか(笑)?!

>ビビッドな色彩がほとんどない画面の連続
なんかいいですねぇ^^
ゴタゴタしているより、均一のトーンに静かに見を任せてみるのも^^

投稿: cyaz | 2005/02/15 09:25

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