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2005/03/09

対岸の彼女

おもしろかった! 角田光代さんの本を読んだのは、始めてだったけど、女性らしい文章の割に、くどさがなくって、テンポもいい感じだった。男性諸氏には、ちょっとわかりにくい部分もあるかな、と思う。

女性なら、そして毎日を必死で生きている女(ひと)なら、きっと共感できることがあるはず。

登場人物の名前が、あまり自然じゃないのが気になるけど、作者の意図するところもあるのかもしれないし、思い入れもあるのかな。この作品は、どこか重松 清の空気を感じさせるものが、ベースにあるような気もした。

読み手をちゃんと納得させてくれる結末もあるし、時間軸の引き寄せ方、展開も上手いと思う。
よく考えられているプロットで、感心した。

まだ少し荒削り的なところもあると思うけど、筆力があって、ぐいぐい読ませる。
約300ページを、実際、イッキに読んでしまった。こんなに早く読んじゃって、申し訳ない。

直木賞作品だから、というのではなく、たまたま帯のフレーズに引かれて購入した本だったのだけど。
良い作品に巡り会えて良かったな~と思う。

『大人になれば、自分で何かを選べるの?』
「女の人を区別するのは女の人だ。既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。
立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。」

「おとなになったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。(中略)全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。」(角田光代さんのコメントより)

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コメント

■小夜子2さんへ
情報ありがとうございます!
おもしろそうです!
葵の役に、永作博美、というのは、うまい!と思いました。だけど、どうして?
>独身・会社社長の「負け組」葵
なのですか?

そうなのかな。
何かというと「勝ち組」「負け組」…レッテル貼りたいのかな。どうしてかなぁ…。

投稿: あかん隊 | 2005/12/01 20:56

ラジオドラマ化するそうですよ。キャストが大物でおもしろそうです。
http://www.j-wave.co.jp/holiday/20051223_taigan/

投稿: 小夜子2 | 2005/12/01 15:03

ぴぴさんへ
コメントをありがとうございます。
角田光代さんの他の作品は、知らないのですが、
このお話は「GOOD」でした。お勧めですね。

…。あの、ホントに稚拙きわまりない文(といえるのか)を気に入ってくださったようで、光栄に思います。どうもありがとうございます。

これからも、どうぞよろしく。

投稿: あかん隊 | 2005/03/10 01:07

あ、これ、読みたいと思ってたんですが
こちらを読んで、ますます読みたくなりました。
引き込まれる文章に出会えると、うれしくなります。
わたしとっては、こちらもそうです(^^)

投稿: ぴぴ | 2005/03/10 00:23

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人と関わっていくってどういうことだろう? 人はひとりでは生きていけない。 親子、夫婦、恋人、友だち、同僚 ……。 いろんな関係があるけれど、 その絆... [続きを読む]

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