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2005/06/13

「私はヒトラーの秘書だった」

hitora-hisyo読みました。翻訳本の文体は、苦手です。読みにくいです。仕方ないです。ドイツ語を読めるわけがありません。

この本を読んでいると、これまで持っていたヒトラーのイメージがちょっと変わります。たいした情報を持っていたわけではありませんが、ますます「不気味」に思えてきます。ちょっと変な人、程度の人間なのです。

「健康は義務である」といったナチスの方針に、最近の健康ブームが少しだぶって、不安になりました。

ヒトラーにはカリスマ性があったといいますが、やはり周囲の状況が彼のような存在を求め、許容していたのでしょう。「熱狂する集団」ほど恐ろしいものはないし、その「熱狂する集団」を産むに至る過程で「追いつめる周囲の環境」というものが、いかに無慈悲であるかを考えずにはいられません。

ひとつの方向性を持って全体が動こうとする時に、「ちょっとまてよ」と考えてみることができなければ、濁流に呑み込まれても、自身が、まさにその濁流の渦中で翻弄されていることすら自覚できなくなってしまいそうです。しかし、これは非常に難しいことですし、勇気も要ることで、容易なことではありません。

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「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

■悠さんへ
コメントありがとうございます。
その支持率は、すごい! 異常ですね。あり得ない。国家的、民族的にパラノイアになっていたのかもしれないですね。あ、でも反ナチには、粛正の嵐があって、圧政だったのですものね。無理ないかも。残りの4.9%は、無回答ってところでしょうか。たいへんな時代だったんですね。
日本だって、人ごとじゃなかったかもしれませんね。映画の感想を楽しみにしています!

投稿: あかん隊 | 2005/08/02 00:21

ヒトラー関連で、かかせてもらいます(^^ゞたまたま、本を整理してたら、戯曲「新ワーグナー家の女」ってをみつけ、読み出しました。ワーグナーの長男の嫁、ヒトラーの援助を得ながらバトロイト音楽祭を主催する嫁、ワーグナーの演奏をドイツでは拒否するトスカニーニを頼って亡命する娘の敗戦後の対話が主です。トスカニーニとフェルトヴェングラーの対話(ヒトラーを支持する国で、ワーグナーを演奏できるのか)も面白かったです。
エヴァ・ブラウンが、長男の嫁とヒトラーの関係を疑って2度自殺未遂をしていること、33年ドイツが国連を脱退したときのヒトラー支持率は、なにと95.1%!!。同時に行われた国会選挙のナチス党支持率92.2%!!。
すごい時代だったのですね。明日、映画みてきます(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005/08/01 22:38

>悠さんへ
全くです。原文(英語やドイツ語の文章)が、そっくりそのままです。長文読解テストの解答のようで、「味わう」という気持ちが萎えてしまいます。
そんなに長い字幕では、シーンはどんどん進んでしまうから読み切れませんね(爆)。

今日は、「ミリオンダラー・ベイビー」、二回目を観賞しました。やっぱり良かった。

投稿: あかん隊 | 2005/06/15 23:35

翻訳って分かりにくいですね。ミリオンダラーベイビーのマギーの台詞「若い女性のボクサーについては、あなたの意見が正しいとしましょう。ですが、私は32です。それに私がこのまま危ういボクシングを直せないなら、この年増のヒルビリー女はこの先どうなるんでしょう?」って訳。字幕でこんなのでたら、わかんないぞ(笑)

投稿: 悠 | 2005/06/15 23:00

「夜ごとのつどい」の章、「山猫」@ヴィスコンティのダンス場面みたいなもんだな(ずっとずっと規模は小さいですが)と思って。秘書に雇われてしまった以上、難しいですよね、ヒットラーから離れるの(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005/06/14 22:42

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トラウデル・ユンゲ著@草思社 2004-1-281942から1945・4・22ま [続きを読む]

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