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2005/06/20

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

assassination緊張感が、持続する。ショーン・ペンの演技は、ものすごい迫力とリアリティだ。


空港ロビーでの彼は、「サム・ビック」以外の何者でもない。不安と焦燥と…彼の表情のアップと、彼の目に入る天井のあまりにも素っ気ない照明が繰り返される。それだけで、どうしてこんなに緊張するのだろう。余念は、完全に断ち切られ、感情は、確実に映像にのめり込む。

彼は、単に「不器用な人間」「ナイーブすぎる男」、なのだろうか。正常と異常のボーダーは、どこにある? 大人としての感覚と子どもとしての純真さとは相容れない。彼は仕事をし、結婚もし、子どもの父親でもあった。ほんの少しずつ、ずれていき、破滅に向かって徐々に崩壊していく自我に、どうして自身が気づくことができるだろう。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>悠さんへ
大人になりきれなかった精神構造だと、短絡的で、直線的に考えるでしょうから、あり得ることですよね?
ホワイトハウスに突っ込む、ということも彼にとっては、それほど深い意味があったようには思えない。少しおかしいけど、病気じゃない…。その辺にもいそうな人に思えます。

投稿: あかん隊 | 2005/07/16 14:37

サムってどこか、場が読めない、相手と交流できないってとこありますよね、アキバみたいな(ちがうか(^^ゞ)。でも、それでも、社会で生きていける、ニクソン暗殺なんておもわないと思うのです。サムが決意する直前のTVで、ヘリが、突入する、それで、自分を表現できるものを見つけるってとこがあると思います。世間で起こる事件で、あ、これで、自分が表現できると感じて、第2、第3の事件が起こるってことがあるんじゃないでしょうか。72年の事件らしいですが、今風ですよね(^^ゞ。

投稿: 悠 | 2005/07/16 00:04

>悠さんへ
TBとコメントをありがとうございます。
えーっ! 祇園祭り…。そんな季節になっていたんですね。

それじゃ、あまりにもシチュエーションが、、、。 お気持ち、お察しします。せめて、もう少し情緒的な映画だったらよかったのに。これでは、シリアスになり過ぎですね。

投稿: あかん隊 | 2005/07/15 22:52

今日が上映最終日ってんで、仕事おわるや否や、電車に乗りました。ついたら、世間は、祇園祭で、浴衣を着たおねーちゃんたちと、屋台が映画館の前に出ておりました。
おいら、迷わず、映画館でしたけど、なにしてんだろうと(^^ゞ

投稿: 悠 | 2005/07/15 22:21

>カヌさんへ
TBとコメントをありがとうございます!
そうでした、そうでした。空港ロビーでのシーンは、どうするんだ、どうするつもりだ…、となぜか「私が困って」いました。>やれやれ

ほう! 函館にも! とうとう、という気がします。どんどんローカル色が薄れていくなぁ。。。

投稿: あかん隊 | 2005/06/22 00:15

こんばんは。やっとコメントできます。
飛行場のシーンは成功しないのは判ってるのに、胸がドキドキして彼の緊張感が伝わってきました。普段とのギャップが怖かったです。

函館は「暖中」と「なか卯」が新しく出来てましたよ~

投稿: カヌ | 2005/06/21 20:29

>chishiさんへ
コメントありがとうございます。観ている側が、どうしよう、どうしたらいいんだろう…って、ものすごく不安になりました。近年まれにみる、驚愕の演技です。

投稿: あかん隊 | 2005/06/20 23:28

きゃーご覧になりましたか!
ショーン・ペンの圧倒的なものが
画面からビシビシきましたでしょ!?
あの言い知れぬ不安とジリジリとした焦燥感。
観ているこっちにまで辛いほど伝わってきましたよね。

投稿: chishi | 2005/06/20 22:58

>くじらさんへ
コメントありがとうございます。現在上映中なので、DVDは、もう少しあとになるかと思います。時期がずれてもぜひご覧になって、感想をお聞かせください。

投稿: あかん隊 | 2005/06/20 16:55

この映画つい数日前にTVのCMで上映されるのを知りました。TV画面に一瞬釘づけになり次の瞬間「あっ!絶対観たい!」ってTVに向かって叫んでいました。でも上映予定映画館を見逃してしまいました・・・というよりDVDの発売のCMではないですよね私が見たの・・・

投稿: kuzira☆くじら | 2005/06/20 16:34

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