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2005/08/31

愛をつづる詩(これから)

aiwotuduru観たいと思う映画があること。劇場で観ることができること。わずかにせよ、自由になるお金を自分で稼ぐことができること。目が見え、耳が聞こえ、劇場に出かけることができること。当たり前のことに、感謝の気持ちが沸いてくる。幸運だとも思う。>どうしたんだろうか。妙にナーバス。

前売りを購入して待っている映画のひとつです。

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2005/08/30

奥様は魔女

okusama失敗! 失敗! 限りなく。
やめておけばよかった。自分には不向きだった。非常にアメリカらしいお笑い満載。それが苦手だったのを忘れてた。ぜんぜん笑えないんだもの。でも、変だな。テレビでの『奥様は魔女』は、大好きだったし、よく笑えたし、おもしろかったのに…。この映画では、少しも笑えなかったし、おもしろい、とも思えなかった。やっぱり、出演者自身が笑っていては、観る側はしらける…ってことかな?
ニコールのファンのみなさまは、是非是非、ご覧ください。惚れ直します。
なーんてキュートなんだ! なんて魅力的なんだ! 可愛いんだ! きれいなんだ!

ごめんなさい。それでも自分は、やっぱりエリザベス・モンゴメリーがいい。

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2005/08/28

容疑者室井慎次

muroiはっきり言おう。つまらない。『交渉人真下…』を観て、楽しみにしていた人は、がっかりするだろう。テレビドラマのスケールだ。間の抜けたシーンが点在する。脚本も、大切なセリフがめだたなくなっている。脚本も監督も自身の手になるものなら、やりようはあったはず。言いたいことはわかるが、こうまで露骨だと興ざめ。

役者ひとりしか映らないシーンがやたらと多く、背景になる建造物も風景も代わり映えしないのだから映像にはだんだん飽きてくる。ストーリーで牽引できたのも中盤まで。あまりにもいい加減なオチに失望。

柳葉さんのファン、田中麗奈さんのファンにはうれしいかな。
どうしたって、『交渉人真下…』と比較されることになるわけだから、
対比させたかったのはわかるが、これでは辛い。台詞に頼りすぎなのではないかとも思う。

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2005/08/27

マザー・テレサ

motherリアリティを考えるなら、『ガンジー』(ベン・キングスレー主演)には、遠く及ばなかった。マザーの軌跡を追うだけに終始してしまっているかのように思える。マザーの祈りも苦悩も、何かフィルタを通してしまったかのごとく、心に迫ってはこなかった。

マザーが、重大な決心をするシーンにインパクトがないように感じる。

オリビア・ハッセーは、熱演。メイクも物腰も、特徴のある英語も、マザーらしい。しかし、脇役のインド人医師、司教、神父…、ことごとく年齢を経た風貌が「あのメイク」だったので、かなり興ざめしたことは確か。

もともと、無宗教で宗教には関わりのない俗な人間なので、どうもいけない。敬けんな気持ちになれない。
だが、マザーの志は、高く、宗教を超えた「慈愛」でもあったのだと思う。強烈な意思とバイタリティ、その行動力には、深く頭を垂れるのみである。

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2005/08/16

サヨナラCOLOR

sayonara竹中直人が監督する映画。浜辺のシーンや病院屋上のシーンは、色彩がとてもきれい。絵になっている。でも、ずるいよな。浜辺って、そのままでも絵になるところだもの。

彼があちこちで舞ってみせる「白鳥の湖」のバレエ(?)は、「これがやりたかったのか?」と思えるほど、うれしそうにやっていた。原田知世は、「姑獲鳥の夏」でやったヒロインの演技と、どこが違うのかよくわからなかった。中島みゆき、いいデス。段田安則、ちょっと鼻につく。ウッチャンのメイクは、どこかで同じメイクをしたことなかったかな…などと思いつつ、ありがちなエンディングに少し興ざめ。でも、あの「終わり」しかないか…。

ヒットする映画かもしれない、と思いつつ、『運命じゃない人』『リンダリンダリンダ』を観てしまった後では、気持ちが贅沢になってしまっていて「なーんだ」感は、残った。とても涙もろい自分が、なぜか泣けない。悲しくない。それほどの感動はない。どうして? つまらなかったわけじゃないのに。劇場のあちこちですすり泣いている女性の方も結構いらした。

しかし、ユーロスペースは、ものすごい人で溢れかえっていた。11:15(2回目)の上映時で、すでに立ち見がぽつぽつ出ていて(自分は95番で辛くも席ゲット!)、終わってロビーに出ると身動きがとれないほどの人人…人。。。すでにその後の2回分は満席(+立ち見)で、夕方最後の回なら…という盛況ぶり。公開3日目くらいだから、無理ないのか、それとも…。もう少し大きな劇場で公開できるようになるといいのかもしれない。
ちなみに、映写室の壁を背にする席だったので、フィルムの回る音を聞きながら観賞する、というめったにない臨場感(?)を味わえた。

邦画も、少しは元気になってきているような気がした。

※劇場内で「帽子」をかぶっていたお嬢さん、劇場内での「帽子」の使用はご遠慮ください。段差が少ない劇場であなたのその「スナフキン」のような帽子が、とっても邪魔(画面が欠けるのです)でした。(実際、席には浅く腰掛けて、座高を高くして観た)

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2005/08/14

妖怪大戦争

yokaiご家庭向き。とはいえ、よくできています。ものすごく強引に引っ張っていってしまいますので、途中で「?」と思っている間がありません。さすが三池監督。CGもよくできています。「機怪(きかい)」は、ターミネーターすら思い起こすような雰囲気があるものもありました。3000人といわれるエキストラは、圧巻です。

しかし、自分はあの「天才子役」君が、どうもすきじゃない。
これが致命的。
主人公として当然のごとく登場場面が多いことに、やや嫌悪していたことは否めません。演技も下手ではないし、一生懸命さもわかるし、ルックスも女の子のように可愛い…ですが、だめ。(すみません。)

台詞と台詞の間に、音楽も流れない「へんな間(ま)」があったところが、何カ所かあって気になりましたが、全体としては、申し分ないエンターテイメント。「劇場で!」ご覧ください。
栗山千明(アギ)は、色っぽくて格好いいです。彼女は、こういう役だとピカイチですね。個人的には、トヨエツ氏がさぞかし格好いいだろうと予想していまして、これは全くその通りでした。

宮部みゆき、京極夏彦、水木しげる…気が付きますよ。他にもいろいろ。探すのも楽しいですね。
菅原文太(じいちゃん)の声は、『千と千尋~』の釜たきじいさんの雰囲気そのままだったかも…。

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2005/08/10

ネグレクト-育児放棄

negrect書店で本を物色する時、ひとつの目安として「奥付」を必ずみることにしている。この本は、初版2004年11月、2005年2月に第3刷。

著者は、杉山春という女性のフリーライターの方。初めて作品に触れたが、読みやすかった。特に公判の判決文等は、とてもわかりやすくまとめてある。

事件は、非常に悲惨で凄惨だ。だが、著者は、信念を持って関係者にインタビューしている。わずか3歳の我が子を餓死させた両親は、あまりにも精神的に幼い。しかし、それだけではないことがわかってくる。
「ストレス」「トラウマ」といったことの集積と世代を超えた固定化。地域の繋がりの欠如、遠慮と配慮、行政の縦割り、「…と思った」式確認ミス、希望的観測…。大人たちの空回りのなか、3歳の幼女は、汚物にまみれ、段ボールの中で餓死した。

事件に関係するどの家庭をみても、「父親の影が薄い」、と著者は言う。よかれと思って「孫を預かる義母」も仇(あだ)となる。「あの時、入院させていれば…」という小児科医は潔い。

カレシとカノジョは、歪みに堕ちた。なのに、彼らは妙に明るい。
「かわいそうなことをしたと思っています。でも、悲しんでいてもしかたないので、前向きに明るく、がんばって生きていくつもりです」 彼らは、こう述べている。あなたは、これをどう受け止めるだろうか。

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2005/08/05

運命じゃない人

unmeijanai出だしは、ちょっとだるかったのに、中盤以降は、めちゃくちゃ楽しくなりました。時間軸をこんなふうにいじるアイディアが、監督:内田けんじ の持ち味なんでしょうか。おもしろい台詞満載です! 特に山中聡が演じる神田勇介(職業:探偵)は、いい感じでした。格好悪いようでいて、格好いいんですねー。うれしい台詞も、この役にはたくさんありましたし。

明るい気分にしてくれる映画で、ハッピーになりました! 楽しい映画は、やっぱりいい!

エンドロールも、…おっと…ととと。 で、ちゃんとオチがついてます。これだけのハプニング(?)が、一夜のうちのお話、っていうのもおしゃれです。あみだくじをたどっているような気分にもなりましたし、奇想天外なパズルを組み立てているような気分にもなります。どことどこが繋がって、あの場面では、実はこういう事が起きていて…。これは、プロットを巧みに組み立てないと、というより、一度組み立てたプロットを、ばらばらにして少しずつ、ていねいにつなぎ合わせていったものでしょうか? これは、やっぱり映画でないとできない技巧かもしれませんねー。ドラマにしたんじゃ、こううまくは行かないと思います。

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2005/08/04

リンダリンダリンダ

(C)「リンダ リンダ リンダ」パートナーズlinda01

参りました! これは「いい!」です。高校時代の文化祭のことやバンドをやっていたころのことをめちゃくちゃ思い出してしまいました。どうしてどうして、深い意味も、心の機微も、気持ちの揺れも、若さも、エネルギーも…いろんなことが感じられる映画です。今時の高校生の雰囲気も確かにあるけど、これなら違和感なく、自分の青春(?)時代とも重ねてイメージできます。

ペ・ドゥナ がいい! 最高です。ものすごく楽しい! おもしろい!
だけど、考えさせられるんですよ。
香椎由宇も『ローレライ』では、気の毒なくらいだったけど、ここでは自然体で「演技らしい演技」はしていないようにすら見えます。他の登場人物も個性的なんだけれど、目立ちすぎず、ともすればヒーローやヒロインができあがってしまうお話とは、ひと味もふた味も違います。
ここでは、みんながお話を紡いでいます。
説明的な台詞もシーンも、少しもないのに伝わってくるものがあります。

あー! ほんと、観に行ってよかった! 小作品かもしれないけど、光ってる!

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2005/08/03

亀は意外と速く泳ぐ

kamewaおかしかったです。笑いました。笑いました。『イン・ザ・プール』とは違った、まったりした笑いで、あとからふつふつ笑いがこみ上げます。おかしぃ!

ふせ えりは、ここでも最高! 何を言っても、何をやっても、おかしい! 伊武雅刀の大車輪!(スタントですよね?) すごいっす。 要 潤くん、よく引き受けたなー、あの役! 爆笑でしたよ。向かい合って座っているスズメ(上野樹里=スウィング・ガールズ)との間の机がどんどん広がって、彼女が「どんどん引いている」のがよくわかる映像が、気に入りました! 初恋の人に「よろめこうよ!」って言われるのに、引いちゃう…。その理由が、これまた凄いんですが、これは言えない。おもしろすぎるので! 観てください。

主人公のスズメが見つける「スパイ募集のチラシ」って…! あんな…! どうするんだー。
「永久パーマ」って、なんだい? 「そこそこのラーメン」も食してみたい。
「YaFoo ! BB 」って、芸が細かいゾ。ここでも出てきた焼肉屋シーン「手羽ナチス」には降参!
スズメの実家のお父さんが、「電話を引いていない理由」が、これまた楽しい。でも、深い。

レミオロメン(すごく言いにくいし、覚えにくい名前!)の「南風」、ちょっぴりスピッツ風でいい曲でした。
エンドロールの後に、たくさんおまけがありますから、席を立たないでくださーい!

公安のスパイと、某国(?)のスパイ。誰がどっちのスパイか…っていうのも見所でしたか。アーノルド・パーマーのコラボTシャツ、あるそうです。むふむふ…。

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2005/08/02

星になった少年

hosininatta坂本龍一の曲のせいで(?)、最初からぼろぼろ泣き通しの映画でした。ゾウも、ゾウ使いも、哀しかった。

この原作を書いたらしい、あのお母さんには、同情できない。あのお義父さんも、好きになれない。あんなひどい言葉、よく言えると思った。救いは、おばあちゃんくらい。ペースがとてもゆっくりで、多少だるくなったころ、小さなお子さんは、ぐずっていた。私もぐずりたかった…。(汗)

柳楽くんは、演技というより「地」のまま、そのまま。ぶっきらぼうなものいいも、トカゲ(?)の丸焼きを拒む仕草もあの年代の少年なら、普通…。「演技」していないのが、いいのかもしれない。
常盤貴子は、学芸会。武田鉄矢の、あのシーンは、いったい何のために挿入されたのか? 不愉快。笑えない。

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2005/08/01

皇帝ペンギン(吹替版)

penginドラマ仕立てのドキュメンタリーは、お子様向け? 近隣では、「吹替版」しか上映されていませんでした。フランス語の台詞で聞いたら、印象も違っていたかも。

人間は、自然を含む環境を自分たちの都合で、できるだけ変えようとするし、変えてきているわけだけれども、少なくともペンギンは、できるだけ「自分たちを変えて」、環境に適応しようとしているように見えました。

南極では、敵がいないのかな、と思ったら、いるんですね。気候条件だけがリスク、というわけではなかったとは。

考えることをあまりせずに、自然に生きていると辛いとか悲しいとか苦しいとか、あまり意識しないものなのかもしれません。とはいえ、懸命に命を育み、生きている彼らのような存在を、すばらしい映像で確認することができたのも、スタッフの努力の賜物と感謝しつつ、ヒトとして、彼らにこれ以上の忍耐(ヒトから見てのことなのかもしれませんが)を強いるようなことにならないようにできれば…と思います。

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