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2005/11/30

リバティーン(これから)

livertine「脚本の冒頭3行を読んで、出演を即決した。後にも先にも生涯で一度しかめぐり会わない作品さ。」-ジョニー・デップ 
「17世紀イギリス。閃光のように現れ、燃え尽きた美しき男」(チラシより抜粋)

“この世の最も野蛮で、風変わりで、奇妙な男”

やっぱりねぇ。こういうのは、彼しかやらない(できない)でしょうねぇ。

監督:ローレンス・ダンモア
出演:ジョニー・デップ、サマンサ・モートン、ジョン・マルコヴィッチ、ロザムンド・パイク、トム・ホランダー、ジョニー・ベガス、ケリー・ライリー他

かなり意味深な感じがしていて、がくっとはぐらかされそうでもあるのですが、どんなもんでしょうか。
日本語版の公式ページは、まだなくて、あちら版。予告編が観られます。
http://www.thelibertine-movie.com/

2006年春 公開。テアトルタイムズスクエア、シネセゾン渋谷他。(前売券発売中。おまけはポストカード)

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2005/11/29

ドア・イン・ザ・フロア<恵比寿ガーデンシネマ>

とても「デリケート」な映画。けれども、彼らは、それぞれが違う形で、必ず再生する。予感が残る。

「細部は詳細に…」
小説家テッド(ジェフ・ブリッジス)が、何度か口にする言葉です。このストーリーは、手短に話すことはできない。「あらすじ」にしてしまうと、全く違う印象になってしまう。
傷つく、それも激しく傷ついて、たとえようのない「喪失感」を味わった場合、人はどうなるのか、どうするのか。

主要な人物たちは、みな複雑。
エディ(ジョン・フォスター=ベン・フォスター<『ホステージ』に出演>の弟)という青年は、比較的理解しやすい存在で、小説家が描かれる世界から、やや離れていたのだが、いつの間にかしっかりその世界の住人になってしまっている。あれだけのことで、大人になれたのだとしたら、それは随分聡明なことであると思う。

「……」
小説家の妻(キム・ベイシンガー)は、あまり多くを語らない。無言で、複雑な表情を見せるだけ。だからこそ、なおさら、この物語を持って行ってはいけない方向へ誘ってしまう恐れがある。

「死ぬって壊れること?」と訊ねる小さな娘ルース(エル・ファニング=ダコタ・ファニングの妹)。
最愛のふたりの息子を目の前で失った母は、その喪失感から抜け出せず、また、抜けだそうとせずに生きてきた。無理なのだと思う。抜け出すことなど、できないことだ。
「ルースを生まなければよかった。新しい土地で、新しい人生をやり直せると思った…」というマリアン(母)。
失ったふたりの息子に代替はない。決して。
人生は、リハーサルができない。試行錯誤でしかない。

「悪い母になるくらいなら、私は、母をやめる」といって、ルースからも逃れ、夫の元を去る決断をするマリアン。
それでいい。彼女は、そうしなければならなかった。

どうしようもない「澱み」に落ちた家族は、それぞれが、それぞれに「再生」していかなければならない。
人は、ひとりで生まれ、ひとりで死ぬのだから。孤独は、ある種の「強さ」でもある。
「澱み」から抜け出すために、エディの若さ、無垢、純真、真剣といった資質からあふれ出る「欲望」「情愛」が必要だった。彼は、撹拌する。逃れようのない「澱み」を。

原作の始めの部分を忠実に映画化したというこの作品。著者も絶賛しているらしい。
著者の非常に「デリケート」な表現方法、切実なリアリティ、ユーモアは、「孤独」を縁取る輪郭のように思える。それでいて「再生」へ向かうエネルギーは、各個人が持っているのだ、というメッセージが強烈に伝わってくる。それがたとえ「孤独」と見え、実際「孤独」であろうとも。

「ドア・イン・ザ・フロア」そこを開けて、どのみち外界へ歩み出すもの。
「開けてはいけない」という母親がいても、「開けてしまう」男の子がいる。
「生まれない方が良い」という選択は、ここにはない。

観賞をなかばあきらめかけていたのだが。最終週。
どさーっと、たくさんのことを投げ出されたような気分。
この映画と他の映画(たとえ、どんな映画でも)は、掛け持ちできない。

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ニフティのブログサービスに思う

ニフティが、完全無料の「フリー」というサービスを開始して、ここ数日、ブログサーバーでは、トラブル続きです。
サーバー管理がたいへんなのは、よく解ります。
ですが、この状態は、許容できかねます。

無料サービスを展開するのも、そこに企業として「価値がある」と判断されたから、行っていることだと思います。他にも、たくさんの「無料ブログサービス」があるので、「負けられない」という、恐ろしく単純な理由…ではない、と考えたいです。

もっと古くから、ニフティを利用されている方もたくさんいらっしゃると思いますが、自分は、10年来、ニフティに加入し、当ブログも「プロ」ではないものの、「プラス」にして月額料金を支払っています。ISPは、他にも数社契約しておりますから、接続自体は、別のISPを使っていますが、ニフティにもずっと料金を払ってきています。

無料と有料のユーザーが、機能の差別化だけで、サーバーのトラブルには、一緒に巻き込まれている…という現実は、看過できない問題のような気がします。他のブログへ移行処理をしなさい…と暗に言われているかのようにも受け止められます。(被害妄想でしょうか?)

ニフティのメールをずっと利用してきていて、Web上におけるメール受信箱のウイルスメール対策や、スパムメール対策のサービスには、非常に満足しておりますし、パソコン通信の時代からの老舗でもあるニフティに、これかもがんばって「信頼のおける、よりよいサービス」を展開して、業界のリーダーであって欲しいと常々思います。

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2005/11/28

ロード・オブ・ウォー(これから)

loadofwar史上最強の武器商人と呼ばれていた男。ユーリー・オルロフ。

製作・監督・脚本:アンドリュー・ニコル(「ターミナル」で原案・製作総指揮)
出演:ニコラス・ケイジ、イーサン・ホーク、ジャレッド・レト、ブリジット・モイナハン(アイ・ロボット)


公式ページ→http://www.lord-of-war.jp/index2.html
12月17日(土) 公開

コピーが、激烈。「弾丸(たま)の数だけ、札束(カネ)が舞う--。」んだそうです。
「あなたは世界の裏側を目撃することになる--」のだそうです。

ここでまた、アカデミー賞最有力…って、お約束なのか?
「死の商人と呼ばれた男の凄絶な半生の物語」

といいつつ、おもしろそうだと思っています。どう?



※お知らせ=ここ数日、ものすごい数のスパムTBが来ているので、対策することにしました。
しばらく新しい記事には、TBできなくなっております。ごめんなさい。ご容赦ください。

※また、ニフティのブログサーバーも、ここ数日、時間帯を問わず、ひどい重さで、話になりません。
TBいただいている方へは、必ずTBいたします。たいへん申し訳ありませんが、しばらくお待ちいただけますか?

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「おまえ、毎日日曜日でいいな」

今日は、まじめに仕事しています。<あれ?

えー、タイトルは、上の息子が、まだ数ヶ月の赤ちゃんだったころ、懐かしきや「専業主婦(そうだった期間は、非常に短いのですが)」だったころ、連れ合いが、投げた言葉です。えー? しつこく覚えている? そうかもしれません。

まあ、これをどう受け止めるかは、シチュエーションもあるかな、とは思います。が、自分の場合は、あまり良い意味には受け取れませんでしたねぇ。世の中の男性のうち、お父さんになっている方、少なくないと思うのですが、小さな子どもを育てていて、家庭にいる、という選択をした女性をこのように考えるものなのかしら。

「感謝してます。あなたのおかげで、こんなに楽させてもらって…」と言えれば、大人物だったのかな?
(この性格では、言うわけない…。今でも、言わない。ずーっと言わない。(爆))

感謝するとしたら、「働くぞ!」と奮起する気持ちにさせてくれたこと。
わかんないヤツは、相手にしてないで、『下妻物語』じゃないけど、「自分の道を行け!」と自分自身に言えるようにしてくれたこと。…だな。

今や、土日・祝祭日、お盆、年末年始…関係なく、怒濤のように仕事してきて、最近、少しだけ路線変更して(?)、それでもまだ、仕事が来ると「よし! やるぞ」と思える自分が、いとおしかったりする時もありまして……。

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2005/11/27

ダーク・ウォーター

darkwater劇場には、やはり…誰もいなかった。たったひとりで、観るのか…。怖さ、倍増。。。

アメリカ映画とは思えない暗さと冷たさ、じっとり湿って漂う空気が、見事。ジェニファー・コーネリーの美しさは、変わらない。ホラー映画は、苦手なので敬遠しているのにもかかわらず、ジェニファーが観たくて出かけた。

ホラー映画特有の「怖い」というより「驚く」仕掛けは、少なかったし、大きな音で、びっくりするようなこともなかった。陰惨だったのは、フラッシュバックする「母」の姿と声、その言葉。一番怖かったのは、トイレの水が止まらず、溢れてくるところ。実際、あれは怖い。集合住宅に住んでいると漏水には、敏感になる。あれでは、パニックになると思う。保険があるとはいえ、階下には、それでなくても気を遣う。

原作小説も読んでいないし、映画化された日本版の映像も観ていないので、どこまでリメイクなのかわからないまま。あまり楽しいお話ではなかった。当たり前だけど。

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2005/11/26

「恋愛バトン」を受けとりました>COOさん

COOさん、バトンを受けとりました。

「恋愛」は、ここ30年近く(そんなになるか…)していないので、どうなることやら。
広義での「好きな人」は、無数にいますが、狭義での「好きな人」は、今はちょっと思いつかないです。
なので、「好きな人」がいたら、という仮定での回答です。すみません。

・好きな人とデートで行きたい場所はどこですか?

「水族館」か「プラネタリウム」

・好きな人と観たい映画は?

映画は、ひとりで観ます。「一緒に観て」と言われた場合なら、断りません。

・好きな人に言われて又はされて嬉しかった事は何ですか?

これは、過去のことでも大丈夫ですね?

「ありがとう」って言われること。(特別な思いを寄せる人から言われるとニュアンスが全然違う)
ものすごく遅刻したのに待っていてくれた時。

・こんな人はムリ!ってのはありますか?

意味なく頼ってくる人。依存心が強い人。人の話を聞かない人。甘ったれ。
感謝の気持ちのない人。許容範囲の狭い人。価値観の違いを認めない人。
怒鳴る人。乱暴な人。自分は、「特別」と思っている人。思いやりのない人。
(随分あるな。。。)

・恋愛対象年齢は何歳~何歳ですか?

この30年近く、本当に考えたことがないので、わかりません。
年下だと「息子」とだぶってしまうし、
年上だと未婚の方は、少ないし、未婚だったら、変だと思うし、妻子のある男性に惹かれたことはないし。

たまに、気の置けない友人としての男性となら、いろいろ話すことはありますが、年齢は関係ないです。でも、友人だとしたら、女性でも同じですしね。

「恋愛」しなさいよー!、と言われることはありますが、不思議とそういう気持ちにならないです。いくつになっても「恋愛」している方は、すてきだと思いますが、自分は、他のことに忙しいかな…。(汗)

・浮気は許せますか?

よくわかりませんが、「浮気」ですか? 考えたことがないな。困ったな。
連れ合いが、浮気でもしていてくれたら気が楽だな、と思ったことはあります。
若い頃、彼氏に別な女性の影が見えたら、自然に身を引いてたと思う。その辺は、あっさりしてた。
「許す」とか「許さない」とか、そういうことじゃなかったような気がします。

・同棲してみたいですか?

若い頃は、思ったかもしれない。よく覚えてない(爆)。
今は、遠慮します。ひとりがいいです。

・愛と恋の違いは何だと思いますか?

自分にとっては、同じようにも思えたりします。
「恋」は情熱。ひとりでは、陰湿になることも、マイナスにはたらくこともある。
「愛」はぬくもり。ひとりでも、ゆっくりあたためておくことができる。
「愛」という言葉、あまり意識したくなくて…。最近は、むしろ「情」にほだされます。

年齢が年齢だけに、「恋愛」と言われても、かなり隔絶してしまった感がありまして。ちっともおもしろくないことになっているかも。COOさん、ありがとうございました。たいしたことなくて、すみません。(平伏)

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2005/11/25

「同じ月を見ている」のは、誰だろう。

金曜日の夜なのに、たったひとり、広い劇場のど真ん中にぽつーんと座って観賞。このシネコン、持つのだろうか…と不安になる。出演している俳優さん以外、さしたる前情報なしでした。原作を知らないので、こんな風に思えたのかもしれません。

宮沢賢治の描く「自己犠牲」の世界が、そこにあったかもしれません。
「銀河鉄道の夜」でもないですが、ジョバンニとカンパネルラのことを思い出したりしました。

泣いて、泣いて…どうして、こんなに泣くのか、と思うほど泣いてきました。いかにもだったり、べたべたなところもあるのに、不思議。窪塚くん、がりがり…。でも、声には力があって、良い演技だった。エディソン・チャンを、意識してまじまじみたのは、これが初めてだけど、体躯がいいし、首もすんなり長くて、汚れた服を着ていてもオーラは消えませんね。難しい役で、たいへんだったのではないでしょうか。

山本太郎、いつの間に、こんなに重要な台詞を言う役をするようになったのでしょうねぇ。嬉しいです。
松尾スズキさん、好きです。シリアスな台詞も、たまにはいいですね。ここでも、かなり怪しげな医者でした。
岸田今日子さんも、お年を召しましたけど、変わらない雰囲気だと思いました。

おしゃれじゃないんです。ちょっと古くさい感じがします。「ドン」の台詞が少ないせいもあるでしょうか。
音楽も、緊迫する場面では、恥ずかしくなっちゃうくらいべったべたの音楽でした。だけど、なんといったらいいのか…。荒削りとも違う、無骨とも違う…説得力がありました。もちろん、不可解なところもありましたし、ラストは、予想通りの展開で、なんだかな…になりそうなのですけれども。

小手先を効かせたアクロバット的な手法はないけれども、骨太な映画だ、と自分は感じました。

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2005/11/24

THE 有頂天ホテル(これから)

utyoutenhotel最悪の大晦日に起こった、最高の奇跡。
最悪の大晦日は、最高の奇跡の始まりだった。……人生は、愛と勇気と素敵な偶然でできている。(チラシより抜粋)

脚本と監督:三谷幸喜
出演:役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、戸田恵子、生瀬勝久、麻生久美子、YOU、オダギリジョー、角野卓造、寺島進、浅野和之、近藤芳正、川平慈英、堀内敬子、梶原善、石井正則、原田美枝子、唐沢寿明、津川雅彦、伊藤四朗、西田敏行 他

いやはや、ものすごい俳優陣です。目がちらちらしてしまう。三谷さんの作品には、磁石に引き寄せられるように俳優さんたちが集まってくるような、そんな気もしてきます。

最近、多いですね。沢山のエピソードをいろいろに絡めて…という趣向。
笑えて、ほろっと泣けて…。テンポよく進むであろう、この映画は、お正月公開です。

舞台となる「ホテルアバンティ」の1階部分は、『キル・ビル1』でもご活躍された種田陽平氏が、日本最大のステージに造り上げたセットなのだそう…。カメラワークも自在にできたことでしょう。映像が楽しみです。

2006年1月14日 東宝洋画系ロードショー 公開予定。

公式ページ→http://www.uchoten.com/

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2005/11/23

「大停電の夜に」、納期が遅れる言い訳は完璧だ!

intro_ph011waltzfordebby出だしが良かった。ジャケットが棚から出てきたところで期待度ぐーんとアップした。ビル・エヴァンスの『WALTZ FOR DEBBY』は、最高のお気に入りアルバムのひとつ。古びたジャズ・バー、木べ、ろうそくの灯…ときたら、シチュエーション揃い過ぎだ。

いくつかのお話が同時進行するのだが、少しずつクロスしてくるところなどは、良かったなぁ。わくわくしながら見てた。

吉川晃司のサンタクロース版を見られて、幸せだ。彼はいい! 寺島しのぶとのお話も泣かせるじゃないか…。
宇津井健は、どうも苦手だ。どこか「はじける臨界点」をもっていそうなキャラに見えない。淡島千景が、ずっと年長の奥様に見えるが、これは想定のうち?
田口トモロヲ、初めてしっかり記憶した。目をつぶって「声」だけ聞いてみたけど、某番組のナレーションには聞こえなかった。さすがです。いい役がまわってくるようになったんですね。実力はあると思うので、これからも楽しみな俳優さん。どうも、不倫をするようには見えない。が、そんなものか。(見えないような人が、実は、そうする?)
どうやら、父親も不倫…という設定だったから、離婚・不倫は、遺伝するのかもしれない。。。

トヨエツさん、わりと好きな俳優さんなのに、どうもいけなかった。似合わないような気がする役だった。あの風貌で「妙にノスタルジック」「べたべたのロマンチスト」では、違和感があった。田端智子の役は、なんだかよくわからないなぁ。

本郷奏多くん、うまいじゃないですか! ルックスもいいから、これからが楽しみです。香椎さんを食ってましたよ。香椎さん、むずかしい役所で、たいへんそうでした。鈴木砂羽が、ちょこっと出ていて嬉しかった。彼女、好きなので。

とはいえ、なかなか綺麗な映像で、突っ込みどころ満載映画を楽しみました。アングルやカメラワークは、やっぱり「テレビ用」だな…と思いつつ。Jazzyな夜を堪能できたと思う。

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2005/11/22

「親切なクムジャさん」、復讐は長い年月かけてやるもの

おしゃれです。実にセンスがいい。切れ味の良いカットの組み立てと、構図の良さ、斬新なシーンデザインと色調。パク・チャヌク監督は、素晴らしい。『オールド・ボーイ』の時ほどの衝撃に満ちたプロットではなかったにせよ、たんねんに構築されたストーリーの組み立て、その見せ方は、彼ならではのものでしょう。映画の映画たるべきカメラワークと色彩と映像で、実力を見せつけられた気がします。ワルツ(3拍子)というのは、実に「残酷」なシーンや、テーマとなる「宿命」のようなものに、ものの見事にマッチしています。必見の1作。

韓国映画、恋愛物は、苦手ですが、この手のものは、好きです。

イ・ヨンエの美しさは、確かなものでありながら、化粧時とそうでない時の持つ雰囲気の違いに驚かされてしまいます。加えて、娘ジェニーの、妙に大人びた考え方や言動が、不自然に思われないから不思議です。

オーストラリアの空に雲で書かれた「I HAVE NO MOTHER」を梢にひっくり返ってみている彼女、そこへ現れたクムジャさん…で、この空の文字の中から「NO」が消えている…。どうしたら、こんなアイディアが浮かぶのでしょう。
娘が「英語」しか解らず、クムジャさんが「韓国語」しか解らない。二人の会話を「辞書」や「殺される予定の男」が、媒介する。これもメタファーで、あれもメタファーで…。考え出すと止まらなくなります。

クムジャさんの子どもが娘でよかった。(あの、オーストラリアの家にいた黒い子猫(目が青い)が、すごく可愛かった!)

復讐は、何も「殺人」に至るとは限りませんね。自分が元気で生きているうちに、特別なことをしなくても、相手が(病気、事故、老衰などで)死んでしまえばいいだけのことです。それは、時間が経てばいいだけのことで、違法なことではありますまい。年月をかけてやり遂げるのですね。この復讐は、いったい何年前から計画してたのか、忘れてしまうほどですね。

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2005/11/21

「イン・ハー・シューズ」は、ヒールが折れても大丈夫!

好き! スザンナ・グランドの脚本、バンザイ! カーティス・ハンソンの監督、サイコー!
カメラワークが、たまらなくステキ! 映画の映像の、なんたるかをすごく意識していると思う。
手前の人物の顔が、大写しになっているのだけど、画面の左右、どちらかに必ず偏らせてあって、その向こうにフォーカスした別の人物がいて、台詞を言う…。あの距離感、空気の流れや空間の存在。
大切な台詞を言う時、大アップで「独り」、という映像が多いと思うんですが、この映画は、そうじゃない。人物がふたりいても、どちらかにフォーカスしていて、もう片方は、かなりぼかしてある…、この手法が絶妙な雰囲気を生んでいるって感じます。

キャメロン・ディアスは、頑張っていたと思う。でも、もう一息…かな?
「自信があるのは、ボディだけ」といって、「真性はすっぱ」にはなり損ねている女の子には、ちょっと見えにくい。どこかにまだ、本物のキャメロン・ディアスが残っている感じがした。複雑な心理描写をこなすには、もう少し自身を忘れてくれ! おちゃらけムードから、一変、外見・行動パターンは、単純そうでも、実は、センシティブなベースを持つマギーなのだから、強烈に意識して演技したのは、わかるけど。自分は、キャメロンのシリアスな演技が目的だったから、期待寄せすぎだったかも。しかし、すばらしいプロポーション!ため息ものです。出るべきところが、ちゃんと出ているスタイルは、日本で人気のアイドルたちにはマネできませんねー。<細いだけじゃ、ダメだもん。

マギーにシンパシーを感じた方が多そうだな。
シャーリー・マクレーンは、いいなぁ。ああいうおばあちゃんになろうかな?(爆)
娘を思い、悩み、それでも結果として、残酷な事実を受け入れなければならなかったことで辛い思いをしているからこそ、孫のマギーのよき理解者となり、導くことができたのだと思う。「教授とのふれあい」で、成長するマギーだけれど、そのきっかけを提供してくれたのは、他ならぬ祖母であり、マギー自身でもあったことが大切なこと。

ローズの方は、比較的わかりやすい性格かな。どんなことに対しても「のめり込み」過ぎている。だからこそ、サイモンの申し出も、最初は冷たく切り返し。

仲良くなったローズとサイモンの会話の中で、
「わたし、冷たかった?」
「スターリンよりは、ましだった」
みたいな会話があったけれど、これは使えそう。(爆)

いつものコースでも、「彼」ができたあとのローズのはしゃぎっぷりは、もう、笑えてしかたなかった。ローズの友人の言葉が、このあたりでもヒット!

「彼(サイモン)は、大人よ。」
「大人の男なんて、いるわけないじゃない!」<これ! 実に「真実」を突いてます。と、思う。

自分は、実際、一番上の姉の位置にいるので、2つ下の妹のことを思ったりした。ローズのように、がんばりやさんではないので、妹には、およそ迷惑な姉だったろう。自分は、超わがままだったし、自己チューだったから、半端なく妹を「いぢめて」いたようにも思う。妹は、確かに、自分を「姉として頼って」いてくれたと思えるのに…。<ごめん、妹よ。。。(一番下の弟とは5歳違ったせいもあってか、あんまりコミュニケーションしてないかも。あいつ、勉強もスポーツもできるヤツだったので、できない姉は「極力避けて」いた(爆))
反省して、今は良い姉になろうと思ってます。(爆)

これは、DVDが発売されたら、速攻購入して、何度も台詞をチェックしなくちゃ!
サイモンが「寿しレストラン」で注文したものを覚えたかったんだけど、「うに」「たこ」ってのは、あったはず。それとスペシャルでメニューに載ってない「たら」っていうのを日本語で「たら」って言ってたけど、「たら」の寿しって?
食べたことないような気がするんですが…。(汗) 同じ白身でも「ひらめ」「かれい」「たい」なら、食べた。。。
サイモンは、ユダヤ教徒かな、と思いますが、違いますか? 結婚式での、あの帽子は、なんとなく…そうかな、と。自分でもめずらしく長文になってしまった。すまぬ。>誰となく。

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2005/11/20

「エリザベスタウン」、日本にはなさそうだ。

「アメリカの心」は、よくわからなかったかもしれない。日本人だから…。

死生観や人生観が、これほど住んでいる国や風土のようなものによって、異なるのだなぁ、と改めて実感した映画でした。あくまでも「人と人との繋がり」「人間同士の暖かみ」「孤独を共有するもの」、そして「故郷」「家族」「恋人」「友人」…。オーランド・ブルームは、難しい役を懸命にこなしていたと思います。音楽に助けられて…。

キャビンアテンダントとして登場する彼女(キルスティン・ダンスト)、これは現実的ではない存在のような気がしています。アメリカでは、ありえるキャラクターなのかもしれないですが、日本では、無理でしょう。観てもいないのですが、どこか『ビッグ・フィッシュ』のイメージと重なりそうな気がします。(彼女が、ドリューと墓地で戯れる時、鼻緒のあるサンダル履いてましたね。虫に刺されるゾ、と思いましたデス)

軒をぬらす細かい雨や、霞にけむる春の風情にも「おかし」「かなし」と感じ、「無常」を思うような、日本人の、「四季」にまつわるような、自然と融合したうえでの人情のような…うまく言えませんが、同じ「孤独」、同じ「切なさ」でも、どこか「陽」な、アメリカなのだなぁ。そこがいいところ。

スーザン・サランドンは、よかったです。立ち直ろうとする人は、ひたすら行動する…そんな気がしました。
彼女に胸打たれました。

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2005/11/19

単騎、千里を走る。(これから)

ridingalone「第18回東京国際映画祭」で上映された作品。これを観に、本当は出かけたかったけど、どのみちチケットは、とれそうになかったので、早々に諦めていたら、公開されるそうで、嬉しい限りです。

息子の命が残りわずかだと知った時、男は初めて、息子に近づきたいと思った。疎遠になっていた息子ともう一度やり直したいと強く思った。
仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影する--
男は、息子のやり残した仕事を、成し遂げようと一人、中国へ旅立つ。(チラシより抜粋)

監督:チャン・イーモウ とくれば、是非、観たいと思います。
主演:高倉 健

「いつか、高倉さんの映画を撮りたい」というチャン・イーモウの願いを、高倉が受け止め、その願いはいつしか二人の夢となった…その夢が、このように実を結んだのですね。それだけでも、素晴らしいと思ってしまいます。

公式ページ→http://www.tanki-senri.com

2006年 1月28日 公開予定。

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2005/11/18

家の鍵(これから)

keyofthehouse今年、開催された「イタリア映画祭」で上映された作品。

重い障害を持って生まれてきた我が子を捨てた形で15年、若い父親・ジャンニは、その息子パオロと再会し、ミュンヘンからベルリンのリハビリ施設に送り届けることになった。初めて息子と向き合い、とまどいを隠せないジャンニ。明るくふるまうパオロ。二人の旅は始まったばかり…。(チラシより抜粋)

監督・脚本:ジャンニ・アメリオ
原作:ジュゼッペ・ポンティッジャ
脚本:ステファノ・ルッリ、サンドロ・ペトラーリア
出演:キム・ロッシ=スチュアート、アンドレア・ロッシ、シャーロット・ランプリング

2006年 陽春 岩波ホールで公開予定。

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2005/11/17

スクールデイズ(これから)

schooldays森山未來初主演×守屋健太郎初監督で贈る新・青春学園ムービー! って書いてある。(チラシより抜粋)

監督:守屋健太郎 脚本:守屋健太郎 柿本流
出演:森山未來、金井勇太、忍成修吾、山本太郎、市川由衣/鶴見慎吾、いとうまいこ/小林且弥、水川あさみ、田口トモロヲ、松尾スズキ、田辺誠一

『深紅』でも、個性的な演技が光っていた水川あさみちゃんが!コスプレならぬ、女子高生のスタイルです。きゃはは。松尾スズキが、担任の教師って、彼は、「医者」のあと「教師」になったのですか? どういう世界だろう。
すっぱり、すっきりしたいので、観に行きたいと思う映画。

公式ページ→http://www.schooldaze.jp/

12月10日(土)より テアトル新宿(東京)他でロードショー公開予定。

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2005/11/16

自分をほめよう!

このところ、仕事が忙しく、立て込んでしまって映画に行けない日々が続いています。うぇーん!
そろそろ、また得意の「イッキ観」するしか、少ない時間を有効に使う術がなさそう…。がんばるぞ! 今週末には、観たい映画が、さらに公開されてしまうから、分身したいくらいだけど、こういう人間が何人もいたら、やっぱりまずいなぁ…と思ってしまいます。

子どもの頃もそうだったか、そうでなかったか、よく覚えていないのだけれど、「褒められる」という経験は、あまりなかったかもしれません。>自分の場合。
大人になってから(いつから?)は、「褒められる」なんてことは、ほんとになくなったなあ、と思っています。

そのせいか、どうか、よくわかりませんが、誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒めることにしています。もちろん、だめな時は、だめだなって思いますけど、自分でも「よくやったな」と思える時は、ひとりだと声に出して言います。

『よくやった! 偉かった! この調子だ!』なんて…ですね。

「自分で自分を褒める」、自己満足以外の何物でもない…とも思いますけど、こうでもしないと「落ち込む」のは、とても簡単で、歩く「自己嫌悪」になってしまいそうなので。

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2005/11/15

腕時計

zukkawatch『メゾン・ド・ヒミコ』で、沙織(柴咲コウ)が、身につけていた腕時計だったはず。このタイプの「水色」。可愛いなぁ。ちょっと欲しいかも。

でも、どこのメーカーの時計なのかわからなかった。だから、買い物していたお店のレジで、偶然、若い女性(店員さん)が同じ時計をしているのを見つけて、たまらずに訊いてしまった。

「その時計、どこのですか?」
「え? はい。ズッカです」
「可愛いですね!」
「そうですね。他にもいろいろな色があるんですよ。うちのお店では扱ってないんですけど…」

悪かったかなぁ。でも、教えてくれてありがとう!
早速、ググって「はつけーん!」
水色は、この季節では少し涼しすぎるような気がして、生成の色にしました。
すっかりお気に入りの腕時計です。だけど、ひとつだけ悩みが…。文字盤が小さい。
それが、可愛いデザインの重要なところなのに、裸眼ではよくみなかったりする。(泣)
でも、嬉しい。

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2005/11/14

Production I.G.展

IGchiket本日最終日というので、行って参りました。スペースが狭くて、照明も薄暗い感じでした。展示物が、少なかったと思います。スペースの都合もあるのでしょうけど、ちょっと期待はずれだったかもしれません。

それでも、昔のセルで、群衆の色指定などが細かく指示されていたり、色トレスがきれいにいれてあったりしたのを見て、さすがだなーと感心しました。あんな色指定がきたら、いやになっちゃうだろうな…>自分。

DVDのカバー用のイラスト原画も、とても綺麗でした。さて、さて、せめてグッズでも…と思いましたが、「これは、お値打ち」という商品は、ありませんでした。マグカップも、素材が悪いのがみただけでわかるようなものだったし、いくら限定のキャラクターが印刷されていても、ただそれだけ。800円は、ボロもうけだと思いますよ。

缶バッヂも、ひとつ150円は、高いでしょう。と言いつつ、4個購入。Tシャツも、色落ちしそうだし、ぺらぺら…。これで3000円なんて。「ファンの気持ち」を利用しているに過ぎませんね。
はっきり言って「心がない」。入場料も、500円なのだから、来場者にサービス(記念品として小さなシール1枚でもいいから)してもいいと思う。

値段を少しアップしても、素材の良いものを提供すべきじゃないかな? 顧客層をどのように想定しているのか、悩んでしまう。中高生には、せいぜいバッヂくらいしか入手できないし、多少大人でも、こんな粗悪な素材の商品を「キャラクタ」がついている、というだけで購入する気持ちにはなれないでしょう。

まあ、でも、アニメのグッズって、こんなもんか。Tシャツ3000円で買うくらいなら、DVD購入した方がいいな。DVDも他のものに比べると高めですけど、技術力を評価するから、少し無理しても購入するけど。

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2005/11/13

イントゥ・ザ・サン(これから)

intothesunラブシーンあり、マーシャル・アーツあり、殺陣あり、しかも関西弁炸裂! 日本育ちのアメリカ人、セガールが、拳銃を封印し、新しい魅力で迫る。(チラシより抜粋)

嘘! こういう映画、見過ごせる訳がないです。「ハリウッド製超極太任侠アクション」って、ほんとなのか?
大沢たかお、寺尾聰、伊武雅刀、豊原功補、栗山千明…で、どんなことになるのか?
やや、不安もかすめるけれど、まあ、観てから考えよう。

公式ページ→http://www.sonypictures.jp/movies/intothesun/site/

11月26日公開。

観たい映画、観る予定の映画…山程あるのに、時間がない。でも、なんとかしよう。

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2005/11/12

所沢ミューズ マーキーホールにてクロワッサン氏と管弦楽を味わう

クラシックのコンサートを聴きに、睡眠時間4時間で、出かけました。>よくやった!(自分)
日頃からお世話になっているクロワッサン氏(「さん」としたいところ。だが、言いにくいので)から、情報をいただいて、是非とも「管弦楽」を拝聴したく、処女地「航空公園駅」まで。

西武新宿線の路線が、どう繋がっているのか、よくわからず「小平」で乗り換えたにも拘わらず、不安になって「久米山」(「久米川」が正しい名称。お詫びして訂正します)で一旦下車、売店の女性に「航空公園」に行きたい…と尋ねるしまつでした。やれやれ。

コンサートは、素晴らしかったです!

曲目は、
○プロコフィエフ  交響曲第1番 ニ短調「古典」作品25
○モーツァルト  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364
○ベートーヴェン 交響曲第2番 ニ長調作品36

ホールの音響が、とてもいいこともあるのでしょう。フルートを吹く時の、わずかな息づかい、ヴァイオリンの弓が弦に触れる音…、そんなかすかな音が、感じられました。演奏も素晴らしくて、感動しました。
1曲目の、最初の音で、涙が出そうになりました。>感激屋なうえに、泣き虫です。

普段は、耳にすることがめったにない、楽器の生の音。臨場感というのは、こういうものを言うのだ…と。
空気が、違いました。音は、耳ではなく、身体全体にずっしりと響きます。
大きすぎないホールが、丁度良いのだと思いました。そういえば、武道館やアリーナ、といった場所で、クラシックオーケストラのコンサート、というのは聞いたことがありませんが…。

クロワッサン氏のお知り合いの方が、ホルンで演奏されていました。みなさん、本業をお持ちのうえで、オーケストラに参加されているのですが、とても、余暇を使って練習…とは思えません。りっぱな演奏でした。
(注:ソリストで参加された方々は、プロの方らしいです。

コンサートの感動もさめやらない中、夕暮れの街を後にしました。その後は、お腹も空いたので、渋谷で食事をご一緒させていただきました。なにやら、ここでも「オフレコ」話ばかりでしたが(爆)、つまらない話ばかりで恐縮でした。コンサートなど、また、良い機会がありましたら、お声をかけてください。

本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。

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2005/11/11

TAKESHI'S

takeshis北野武という人は、生きている「シャイ」だな。
全編通じて「照れ」ているかのよう…。もちろん、「500%」と宣っているのだから、ご自身を客観的に…とお思いだったのだろうけれど、そこにさらけ出されているはずの御大は、なぜか「恥ずかしそう」だな、と。

随分、粗い作り方をしているように見えます。それも、多分、恥ずかしかったせいかもしれない、と勝手に解釈してみました。

一緒に行った息子は、たけしさんのファン(映画は、すべて観賞し、著書もあらかた読破している)ですので、「すごくおもしろかった。展覧会を観ているようだった」、ととても喜んでいました。
だいたい同じような場面で、二人して笑っていましたから、通じるものはあったかな、と思っています。

すごまれたり、怒鳴られたり、拳銃で撃たれたり…するのは、嫌ですが「醤油ラーメン」、食べたくなっちゃいました!>スパゲティは、遠慮しときます。
ストイックな感覚で、やや暗い面持ちのまま、自虐的になろうとなさったのかもしれません。
北野監督は、「純」なのだなぁ、というのが感想です。よろしいでしょうか?

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2005/11/10

Chinatown (DVD)

chinatownなかなか劇場へ行くタイミングを掴むことができずにいるここ数日です。思い出して、また観たいと思える作品のうちから、ご紹介します。

『俺たちに明日はない』(1967)は、さすがに劇場で観ていません。中学生では無理だった。地方都市に住む、厳格な母親は、こうした映画に子どもを連れて行くような器量は持ち合わせていませんでした。
フェイ・ダナウェイが好き。ですが、彼女の出演している映画を全部観たというわけではありません。

この『チャイナタウン』(1974)は、劇場で観ました。ジャック・ニコルソンが、若いです。この映画の中では、しょっぱなから、あの高い鼻を傷つけられて、終始鼻に絆創膏を貼っている主人公の役。ロマン・ポランスキーならではのアイディアだったのでしょう。
監督自らも、ちんけなギャングの役で、出演していたりします。このお話に出てくる人間関係は、とても複雑。オリジナル脚本(ロバート・タウンは、本作でアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞)であることも、光っています。

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2005/11/09

悠さんと東京駅のビアホールで生ビールを酌み交わす

本日、夕刻、東京駅付近で、悠さんにお会いすることができました!
楽しい時間で、あっという間に過ぎてしまった気がします。ありがとうございました。

いやー、このところ、嬉しい出逢いが続いていて、ものすごく幸せ!
悠さんとも、わいわいとお話が弾みました。お芝居のこと、映画のこと…。

そして、悠さんの「ご贔屓」(各方面の女優さんたち)について!
悠さんも、お酒に強い方のようです。くわくわっと、ジョッキを空けられておいででした。

かく言う自分は、アルコールには、てんで弱い。好きなのですが、ほんの少しで真っ赤になっちゃう。残念無念。
chishiさんも、格好よく、大人のお・ん・な…という雰囲気で、お酒のことにも詳しかったですし、悠さんも、終わりの方には、「焼酎のお湯割り」などを。んー、格好良い! 羨ましいです。

自分は、無理すると、その辺で貧血状態でぶっ倒れたりする可能性があるのです。(過去に何度か、意識不明になっている。それも、ほんの少しの量なのに…) 旧友には、「アルコールに、若干アレルギーかもねぇ」なんて言われる始末です。哀しい。つまらない…。

おつきあいいただき、恐縮しています。こんな感じの者ですが、よろしくご交誼くださいませ。
お忙しい中、貴重なお時間をいただきました。お会いできて、とても嬉しかった。次回を楽しみにしています。

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2005/11/08

国民年金のこと

本日は、また、かなりシビアなお話です。

ご自身の年金、あと何年納付すればいいか、ご存知ですか?

年金制度改革が叫ばれて、ずいぶん経ちますが、一向に「どうするつもり」なのかが見えません。
それでも、ここまでちゃんと納めてきた年金ですから、中途半端になって、ただただ、国庫に組み入れられてしまうのも残念です。どうせ、ろくなことに遣われないのはわかりきっています。

サラリーマンの夫がいる、妻の方、手続きしてありますか?
国民年金に加入する形をとることになっているんですよね。とっくに、ご存知だとは思いますが。
月々の年金納付は必要ありませんが、手続きはしなくてはなりません。

自分は、この制度の中で、出たり入ったり…何度か繰り返していたので、年金給付の対象になる「最低25年間の納付」に足りるかどうか、不安になりました。で、「年金相談所」に出向いて確認してきたところです。

○最低300ヶ月の年金納付が必要なのだそうです。

このまま、納付し続ければ、大丈夫とわかりました。年金だけで生活していくことなんて、到底無理なのは解っていますが、自分の納めた年金が1円も支給されない事態だけは、回避したかったのでひと安心でした。

納付している年金が、60歳まで納め続けても、「最低300ヶ月(25年間)」には満たない…ということを、ご存知ない方がいらっしゃるそうです。
知らないまま、年金を納め続けて、年金を支給してもらう時期になって、初めて「加入期間の不足」に気が付く、でも、間に合わない。結局、加入期間の不足という事由で、年金は支給されず、納めた年金も戻ってはこない…。

こんな理不尽なことが、あり得るのです。もらえるか、もらえないかわからないけど、
一応納めている…という方は、ご自身の「加入期間」を確認した方がよさそうです。

加入期間が、足りなそうだ…とわかっていても、
社会保険事務所は、個別に告知してはくれません。<ひどいと思う。
年金支給の申請をして、初めて「加入期間の不足」に気が付いても、間に合わないことがあるのです。

ちなみに、自分が行った「年金相談所」の窓口の方は、
「あなたくらいのころから、注意していれば、大丈夫。安心して、納付を続けてください」
>何に、安心するんだろう…。かなり疑問ではありますが。。。

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2005/11/07

ブラザーズ・グリム

brothergrimマット・デイモンが、明るい兄さんでした。およそ現実的なのは、トラウマのせいらしいです。弟役のヒース・レジャーが、霊の存在を信じているようで、ロマンチストに描かれています。オオカミから人間へ変身するモーフィング的CGは、わりと平均値。

それより何より、モニカ・ベルッチの「美貌」「妖艶」を観たかったわけです。鏡の中の女王は、こなごなになってしまうのですが、いやあ、ピピピっと亀裂がはいって、欠けていく彼女の顔が、またなんとも言えなかったですね。
若い男性が、出てきた時点で、もう何年も彼女に尽くして、自分の娘まで捧げようとする彼を「おまえは、用済み!」っていうのが、ものすごくわかりやすくていいです。若い男性なら、誰でもいいらしくて、兄弟のどっちでもよかったみたいです。単純明快。だからかな、呪いも割と単純で、謎解きもさほど必要なくって。あっさり「ぽろぽろ」になってしまいました。

呪いをかけていた女王は、消えてハッピーエンド、と行くところなのでしょうが、この騒ぎで死んだ、あのフランスのお偉さんと、彼らに協力していた二人は、全く浮かばれないですねぇ。フランスの兵隊さん、あの衣装が、「おもちゃの兵隊さん」みたいで、かわいく見えてしまいました。ヘナ・レディ演じるアンジェリカの印象は、『キング・アーサー』でのキーラ・ナイトレイ(グウィネビア)のようだったかなぁ。>弓を射る女性だからって、一緒にしてないか?>…かもしれない。

『ヴァン・ヘルシング』で登場した「村」のイメージとかぶっちゃったなぁ。あの村。
どろのキャラクタやら、クッキーになっちゃうキャラクタやら、子どもっぽかったけど、よくできてたと思います。
もともと、『グリム童話』って、本当はすごく「おどろおどろしたお話」ということも耳にするので、ずいぶんと皮肉たっぷりに描いているなあ、と思いましたね。赤ずきんちゃん的、赤いマントの少女が、森へ向かう、そして逃げてくる…『ヴィレッジ』の予告すら思い出してしまった自分です。>『ヴィレッジ』は未見ですが…。

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2005/11/06

「兼子」 ドキュメンタリー

kaneko現在、沖縄で次作に向けてお仕事中の渋谷監督から、じきじきにお手紙をいただきました。監督の作品『兼子』が、劇場で上映されていて、しかも当日、監督のご挨拶をうかがえる…とあって、日曜日の早朝から、わさわさと出かけました。

柳 宗悦(やなぎ むねよし)氏のことすら、全く知らず、恥ずかしい限りです。この映画を観ることができてとても嬉しく思います。劇場で観ることが叶わなければ、DVDを…と思っていました。当然、窓口で販売していたDVDも購入しました。もちろん、兼子氏の楽曲を、何度も味わいたい、と思うからです。

映画に使われている音源が、兼子氏83歳のころの演奏、ということでしたが、驚きます。その声量、はっきりとした発音、力強さの中にあるたおやかで繊細な感情…。日本にも、家庭を持ちながら、ここまで活躍することのできる女性がいたのですね。和服で、お歌いになる姿は、凛として、自信に満ちているように見えました。

最後の言葉が、とても、とても力強いのです。

「年を取ると歌えなくなるんじゃなくて、歌わなくなるんでしょ。」

実際には、多くの困難を乗り越えていらした方だからこそ、明言できることなのでしょう。

渋谷監督、お心遣い、本当にありがとうございました。恐縮しております。お忙しい中、気に掛けていただいて、なんとお礼を申し上げてよいか、わかりません。素晴らしい作品をありがとうございます!

ロビーで、少しお礼を申し上げただけで、退出してしまいましたが、気持ちはとても高揚しておりました。「なんでも相談してください」とおっしゃってくださった監督の、あの笑顔を胸に焼き付けて、しっかり自分自身と格闘していきたいと思います。次作も楽しみにしております。お身体大切に、ご活躍ください。

※「下高井戸シネマ」は、初めて行きましたが、とても清潔な劇場で、地域の文化程度の高さを感じずにはいられませんでした。小さな劇場ですけれども、スクリーンは、大きいのです!窓口の女性も、とても親切に対応してくださいました。秀作を集めて上映しているようです。お近くの方は、ぜひどうぞ。

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2005/11/05

ALWAYS 三丁目の夕日

always_1ダイハツの「ミゼット」に乗ったことがあります。まだ現役で市内を走行している路面電車のある街で、生まれて育った自分です。実家が、重電機(バッテリー、発電機等)関係の卸業をしていたこともあり、ミゼットよりは大型の三輪車(子どもの乗り物ではなく)も、数台ありました。仕事柄もあったのでしょうけれど「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」(いわゆる当時の『三種の神器』)は、早い段階で家には導入されていました。思い出してしまいました。

このころの、東京については、地方にいたわけで、年端もいかない子どもだったこともあり、よくわかりません。それでも、四隅のRが大きい、電源を入れると「ぶぃーん」というブラウン管のテレビで、力道山のプロレスが流れていたのは、記憶しています。

懐かしかったです。よくできた映像でしたし、ストーリーにも破綻がありません。良かったですよ。
ちゃんと笑いも込められています。吉岡くん、こういう役の方が良いと感じます。かなりクセのある役だと思いますけど、堤さん(この役、ぴったり! 舞台をこなしている俳優さんは、やはり違うなぁ、と実感しました。)のキャラクタと互角に渡り合うだけのパワーがありました。

子役も、とても上手でした。薬師丸さんも、いいなぁ。堀北さんも、味がありましたし。
登場する人物は、みんな良かったと思います。

※この映画、あまりスクリーンに近くない席で観るのがいいかもしれません。
前の方の席で、観ていたらCGの人物とそうでない人物が、わかってしまったところが結構ありました。
きっと、わからない方がいいんじゃないかと思います。

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2005/11/04

ガラスの使徒(つかい) (これから)

garasunosito伝説のレンズ職人とガラスの精のおとぎ話。カメラのレンズがとらえた1枚のレンズをめぐる物語。(チラシより抜粋)

第10回釜山国際映画祭 正式招待作品。

監督:金 守珍(キム スジン)
原作・脚本:唐十郎
(原作本:『ガラスの使徒』(アートン刊))

出演:佐藤めぐみ(舞台「世界の中心で、愛を叫ぶ」の亜紀役)、稲荷卓央、唐十郎、山田純大、余貴美子、六平直政、中島みゆき、石橋蓮司、佐野史郎、原田芳雄、大久保鷹、黒沼弘巳、コビヤマ洋一、鳥山昌克、辻孝彦、原昇、大鶴美仁音、ほか。

唐十郎が出演する、それだけでもすごいと思ってしまいます。キャストも、個性派の、存在感ある方々ばかり。観たい! 特別観賞券を購入する予定でいます。

公式ページ→http://www.garasunotukai.com/

12月17日より 東京写真美術館ホールにて、ロードショー公開予定。

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2005/11/03

たいむさんと東京駅地下のそば屋でビールを酌み交わす

★★ふたりは、おじさん~♪>違うでしょうが…。

本日は、またまたすてきな出逢い。

たいむさん とお会いすることができました。
たいむさん、本当にありがとうございました!
自分は、ガンダムのことは、よく知らないため、映画の話題やブログの話題ですみません。
それでも、時間が経つのを忘れてしゃべりまくり。ふたりともよく笑いましたねぇ。

たいむさん、貴重な時間をいただきました。感謝の嵐でございます。

今、確認した情報によれば、たいむさんは、ラッキーなことに「ガンダム」のイベントにも行けそうな気配です。よかったですね!ぜひ、またご一緒させてください。これからも、どうぞよろしくお願いします。

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2005/11/02

ドミノ

本日、ようやく『ドミノ』を観賞してきました。監督が、ドミノ・ハーヴェイの生涯を通して何を訴えたかったのか、おぼろげに伝わってきたように思います。

サブリミナル効果のように、ちかちかする画面とカットの多さ、コントラストも強くて、俳優さんの表情がよくわからないこともありました。ドミノ自身が感じていたと想像される「孤独」や「やるせない想い」は、理解できないことはないのですが、「おもしろそうだから」という理由で「賞金稼ぎになる」というのは、どんなものかなあ…。

彼女の寂しげな表情をみても、どこか納得できないのは、やはり「有名で、お金持ち」の家に育った「わがままお嬢さん」的な発想であるように思えてしまうからでしょうか。親からの愛情を受けられなかった…ということなら、どんな家庭にでもあり得ることでしょうし、だからといって「死んでも構わない」、と荒くれの仲間入りをする人ばかりではないでしょう。彼女は、幸せには遠い人でした。精神的に、とても幼い人だったのでしょうか。

「人はなりたい自分になるもの」、改めて考えました。

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2005/11/01

同じ月を見ている(これから)

onajituki原作「同じ月を見ている」(小学館ヤングサンデーコミックス)は文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した傑作。「編集王」「俺節」等、熱く鋭い漫画を世に送り出している奇才・土田世紀…(チラシより抜粋)

窪塚洋介の復帰第一作。

監督:深作健太
脚本:森 淳一
出演:窪塚洋介、黒木メイサ、山本太郎、松尾スズキ、岸田今日子、エディソン・チャン
(キャストも、とても興味深いです)
主題歌:「君のそばに」久保田利伸

公式ページ→http://www.onatsuki.jp/

11月19日・ロードショー公開。>早く観たい!
エディソン・チャン、『インファナル・アフェアII』に出演してましたね。

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