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2005/11/20

「エリザベスタウン」、日本にはなさそうだ。

「アメリカの心」は、よくわからなかったかもしれない。日本人だから…。

死生観や人生観が、これほど住んでいる国や風土のようなものによって、異なるのだなぁ、と改めて実感した映画でした。あくまでも「人と人との繋がり」「人間同士の暖かみ」「孤独を共有するもの」、そして「故郷」「家族」「恋人」「友人」…。オーランド・ブルームは、難しい役を懸命にこなしていたと思います。音楽に助けられて…。

キャビンアテンダントとして登場する彼女(キルスティン・ダンスト)、これは現実的ではない存在のような気がしています。アメリカでは、ありえるキャラクターなのかもしれないですが、日本では、無理でしょう。観てもいないのですが、どこか『ビッグ・フィッシュ』のイメージと重なりそうな気がします。(彼女が、ドリューと墓地で戯れる時、鼻緒のあるサンダル履いてましたね。虫に刺されるゾ、と思いましたデス)

軒をぬらす細かい雨や、霞にけむる春の風情にも「おかし」「かなし」と感じ、「無常」を思うような、日本人の、「四季」にまつわるような、自然と融合したうえでの人情のような…うまく言えませんが、同じ「孤独」、同じ「切なさ」でも、どこか「陽」な、アメリカなのだなぁ。そこがいいところ。

スーザン・サランドンは、よかったです。立ち直ろうとする人は、ひたすら行動する…そんな気がしました。
彼女に胸打たれました。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■Ageha さんへ
コメントありがとうございます。DVDも発売されて、記憶が蘇ります。
アクシデントにもめげずに演奏を続けたのは「根性」というよりは、「意地」だった?(爆)

多少、強引な女性が、おろおろする男性をリードする、という状況は、時代の流れなのでしょうかねぇ…。
恋愛にもプロットを考えている彼女には、かなり驚きましたけど。(汗)

投稿: あかん隊 | 2006/04/24 22:48

う~ん、日本でも偲ぶ会とかを、日を改めてやる時は
ホテルとか使って陽気にすごすかもしれませんが、
空へ送る・・時は何かしら厳粛なものがあって
その辺の感覚がちょっとちがうんでしょうね。
どっちにせよ、模型が燃えてても演奏をやめないってのは
ちょっとやりすぎ?
以前に自分たちのバンドが出演ぎりぎりでポシャッたという
複線のもとにどんな状況でも完奏(?!)したかったのでしょうが。

ドリューくらい弱っちいひとにはクレアくらい強引なほうが
いいのかな?
「仕事せいよ、スッチー(←死語?)」と思いつつ
1日では作れないであろう、あのCDと地図のセットは
自分もほしかったです。

投稿: Ageha | 2006/04/24 15:15

■purple in sato さんへ
コメントありがとうございます。
確かに、仰る通りだと思います。映画を観た時の心情や状況にも影響されることは多いですね。逆に、映画に影響されることも…。良いお話でしたし、音楽も素敵でしたね。落ち込んでいる時などに観ると気持ちが晴れるかもしれません。サランドン、年齢が近いので、違和感がなかったのかしら…(汗)。

投稿: あかん隊 | 2005/12/10 20:45

TB&コメントありがうございました。
人それぞれに捉え方がある本作ですが、「違和感」の「違」と「和」を
どこに置くかによって観方が全く違ってきちゃいますよね…。

サランドンは確かによかったです!音楽も!!

お返事遅くなりました…では、またお邪魔します。

投稿: purple in sato | 2005/12/10 15:51

■マダムSさんへ
TBとコメントをありがとうございます。
都会から、たまに行く田舎であれば「いいもの」として写るかもしれませんね。日常的には、勘弁していただきたいかも。(爆)
「死後」のことは、生きている人たちのものなので(たぶん)、勝手にしてくれていいと思うようになりました。「献体」しようかとも思うのですが、その時になって家族が反対すれば不可能らしいので、それも難しい。
仕事での失敗は、彼ひとりの責任ではないし(決済した社長にも責任はある)、恋人に振られることもよくあることだし、親は先にいなくなるのが普通だし。打たれ弱い彼は、常に受け身で、クレアにも言いなり、田舎の知り合いにも言いなり…。まあ、それでも立ち直れたので、良かったデス。(笑)

投稿: あかん隊 | 2005/11/23 22:11

コンバンワ♪
日本でも田舎の方ではまだまだ大家族やおせっかいな親戚と、濃密な付き合いをしている地域もあるようですが、私には外国のようです。羨ましくもありますが・・。こんな送り方を自分の時もして貰いたいなどと思ったり^^色々考えさせられましたね。

投稿: マダムS | 2005/11/23 20:19

■悠さんへ
評判悪そう…だったのですか?
そうなのか。自分は、他意なく観に行きましたよ。観ようと思っていた映画ですし。
オーランドくん、がんばっていたと思います。すごく難しい役ですよ。
たぶん、生活習慣(病じゃなくて)が、すごく違っているんですね。これは致し方ない。
チベットで「鳥葬」をしているのを見て、残酷…と思うかどうか、っていうのと少し似ている感覚かもしれません。(また、例が悪いな…)(汗)
わからないんですよ。多分。彼らの「あの哀しみ」「郷愁」「死者への思い」…いろんなことが。

投稿: あかん隊 | 2005/11/21 22:42

■たいむさんへ
「クレア」っていうと、ギルバート・オサリバンの曲を思い出した自分でした。(笑)
“超アクティブシンキング”の行動を見せられて、「なんだよ、この娘、気があるの?」まどろっこしいやり方するね。すでに「母性」タイプも匂わせて…。なんて、姑根性で意地悪くなりました。<すみません。
映画では、ブルースが多かったし、スチールで、ギターも泣いてた…かな?
とはいえ、白人のブルースだったかな。キング牧師のことがちらちら出てきていたけど、登場人物に黒人はいなかったし、ちんまりした田舎とはいえ、こぎれいにした「そこそこの白人」たちの生活だったようで、なんとなく「偏り」を感じたかも。

日本の良さを思わせてくれた映画だったかもしれないんです。自分には。
アメリカの人に『蝉しぐれ』は、わからないだろうとも思うし、違いは違いとして、良い悪いということじゃなく、理解したいので。

投稿: あかん隊 | 2005/11/21 22:37

■ミチさんへ
「明るく、楽しい会をして死者を送る」っていうのは、いいな、と思いました。「死後」というのは、本来、残された人たちのためにある…と思っているし、「嘆き悲しむ」「さめざめと泣く」っていうのもちょっと…ね。(汗)
あの「火の鳥(?)」は、笑えるところなんでしょうけど、ちょっとついて行けなかった自分です。
あれだけ、入り乱れて交友していたら、プライバシーなんてなさそうで怖いです。自分には、耐えられない。独りの時間を愛し、放っておいてほしい時の方が多かったり、井戸端会議を回避したいA型です。(爆)
オーランドくんは、『ロード・オブ・ザ・リング』で金髪の彼の時が一番すてきに見えたかも。あの表情みていたら、依存度が高い男に見えて「イライラ」してきた。(核爆)

投稿: あかん隊 | 2005/11/21 22:27

■RINさんへ
そうそう! おそらく、アメリカの、それも南部の方々ならば、「わかるー!」ってなると思うんですね。退役軍人が、尊敬され、愛され、およそ「うざったい」近隣の過干渉も、古き良きアメリカとしてノスタルジックなのじゃないかしら。
「遺灰」を好きなところに撒いて良い…なんてことはないと思うのですがねぇ。環境問題もあるはずだし。特に河川や池のようなところに撒くのは、まずいでしょうに。
「全てを失った僕に…」ってコピーだったけど、あれが「全て」だっていうなら、ずいぶんお粗末な気もしましてね。いえ。それがだめ、という訳ではないのですけど。(汗)
まあ「明るい」のは、いいですよ。はい。

投稿: あかん隊 | 2005/11/21 22:18

同じ月か、エリザベスかで、同じ月選択しちゃいました。でも、評判わるそうだからいいかって、私、横着してます??

投稿: 悠 | 2005/11/21 20:58

あかん隊さん、こんばんは!

>これは現実的ではない存在のような気がしています
あ、なんかソレわかります。
”超ポジティブ思考”という本来カタチの無いものを”存在”という形あるものとして描かれたのが「クレア」ではないかと思うのですが・・・違うかな?どうかな?(私はそんな感じに受け取っていますが)

>おかし
「徒然草」的・・なるほど!
確かに「源氏物語」的「あわれ」ではないですね(古典に強くはありませんがw)

投稿: たいむ | 2005/11/21 18:44

こんにちは♪
あの「お別れの会」は厳密に言うとお葬式ではないですけれど、ミッチが生前いかに愛されていたかを表すとってもいい集いでしたね~。
田舎って住民が近し過ぎて鬱陶しいこともあるけれど、こういう時の一致団結は捨てたもんじゃありませんよね。
オーリーはコスチュームを脱いでもやっぱりちょっと頼りない感じで、これが彼の持ち味&魅力なのでしょうが、あと一歩抜け出て欲しいなぁなんて思います。

投稿: ミチ | 2005/11/21 17:18

私も、コレはアメリカ人が観るのと、アメリカ人以外が観るのとでは、だいぶん感想や見方が変わってくるよなあ・・・と思いました。
「マディソン郡の橋」の本の解説で、「遺灰を撒くのはキリスト教徒にとっては、神とのつながりを否定することにもなりかねない」
みたいなことが書かれてたんですよ。
火葬とか、遺灰を撒く時の心理とか、ちょっと日本人には理解の範疇を超えてると思います。
ものすごく「陽」な映画でしたねえ・・・。

投稿: RIN | 2005/11/21 15:17

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