« プルーフ・オブ・マイ・ライフ(20060206) | トップページ | ミュンヘン(20060213) »

2006/02/12

ジャーヘッド(20060211)

著しくモチベーションがダウンしていたので、ガッツ出して出かけた。ナイトショーに、自転車で向かった。

映像の色彩と音楽が、とても印象的だった。
いつの時代でも、戦場に赴く兵士は、「祖国のため」「平和のため」に「戦うぞ」といった気持ちがあるのだろうけれど、たいがいは、「戦争映画」のように「激しい実戦」が、いつも必ず繰り広げられる…ということはなく、むしろ「実戦」とは別のことに「たいへんな苦労」をするものなのだろう。

特に現代の戦場で、歩兵が大活躍するような場は、まずあり得ない。
「員数合わせ」のため(?)、彼らは「長期間、退屈と戦う」はめになる。「退屈と戦う」ということは、「激しい実戦」をすることよりも、若いエネルギーには問題なことのように見えた。

夢中になり、上達した「狙撃」の腕は、とうとう発揮することもなく、戦争に行ったのに「一発も撃たず、誰一人、敵を殺す」ことなく帰国する兵士たち。これといったストーリーはなく、淡々と続く、その経過にも、「兵役」を選択したアメリカの若者たちの「苦悩(どうしたらいいのか、わからない…)」がにじみ出ている。

どこにいても、結局、常に戦わなくてならないのは、自分と自分自身。

何が「善」で、何が「悪」なのか。彼らに救いはあるのだろうか。
ジェイク・ギレンホールの体当たりの演技には、驚いてしまう。ピーター・サースガード(トロイ役)の存在や台詞は、こちらが苦しくなるほどの迫力を持っていた。ジェイミー・フォックスは、こういう役が似合うかも。

|

« プルーフ・オブ・マイ・ライフ(20060206) | トップページ | ミュンヘン(20060213) »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

だいぶ前に見てたのですが、なかなか観想書けずにやっとアップしました。やっぱりジェイクは良かったです。「PROMISE」と2本連続で見たから、ギャップが激しかったです(^^; 

投稿: カヌ | 2006/03/06 23:07

■いわい さんへ
コメントをありがとうございます。
彼らは、若いんですね。それに「使命感」のようなものもある。単純で、危険な側面も持つ「愛国心」の呪縛があるようにも思えました。
年とってくると、悪知恵は提供しても、攻撃を実行する現場には、赴かないのではないか…とも思います。
つくづく、今の日本で良かったと。それこそ単純に比較した場合のことですが。

投稿: あかん隊 | 2006/02/27 23:39

こんにちは♪
現代の戦争で、彼らのような狙撃兵が活躍することはあり得ませんよね。
殺さないですむならそれでいいじゃないの、と思ってしまうわたしは日本人なんでしょう。
油田が燃える場面の美しさは凄まじかったです。

投稿: いわい | 2006/02/27 08:47

■マダムSさんへ
若者が持つ「陽気さ」「明るさ」が、少しは救いになっていたかもしれませんね。
激しい戦闘シーンは、なかったですしね。
「青春映画」の意味合いもあったようですが、それだけに「彼らのやりきれない思い」が、観ているこちらにも伝わってきたように思います。それにしても、ジェイク・ギレンホールが、ここまでガッツを見せてくれて、嬉しくもなりました。

投稿: あかん隊 | 2006/02/15 00:04

お早うゴザイマス♪ 
早速コメントをありがとう御座いました・・観た当日に一気にレビュー書くなんて私にしては珍しいんですが・・
「ルワンダ」「ミュンヘン」とヘヴィな2本の後だったので、これは肩に力を入れずに観れましたが、石油に振り回される現代人(アメリカ人だけではない)が滑稽に描かれてましたね。
黒い石油の雨を浴びながら「ジャイアンツ」知ってるかい~?これで金持ちだ!なんて叫ばせちゃうところ・・その後痛い目にあう彼・・思い切り皮肉っぽくて面白かったです。

投稿: マダムS | 2006/02/14 09:27

■カヌさんへ
ドライな印象なのに、どこか、とても重い感じのする映画でした。映画らしい映画だったと思います。男性の方がご覧になると、また違った感想があるのではないでしょうか。
ジェイク・ギレンホール。そのタレントを余すところなく活かしてましたよ!

投稿: あかん隊 | 2006/02/13 01:18

これ見るか「タブロイド」見るかで悩んで、先に「タブロイド」見ちゃいました。
ジェイク・ギレンホールって弱々しいイメージがあるから、場違いな気がしてたんですが、良かったみたいですね。

投稿: カヌ | 2006/02/13 01:03

■悠さんへ
ほんとですね。「9.11」以来、特にそうじゃないのでしょうか。
センシティブな人たちは、危機感を持っているのだと思わずにはいられませんね。
『シリアナ』にしても、ある種「警告」のようなメッセージすら感じそうな気配です。スピルバーグにしても、『ミュンヘン』ですからね。SFどころではなくなっているのかもしれません。

世界中を巻き込むような「不穏な空気」が、きっとあるのだと思うのです。
平和ボケ日本では、「ご懐妊」などで、どうこう騒いでいるようですが、イラクのシーア派が、勢力を掴み、イランに近づき、イランは「核開発」を再開して、アメリカは「民主主義の危機だ」と宣う。北朝鮮は、中国と仲良くして、きっと何かたくらんでいる。

「石油」というワイルドカードを持つ国の人たちが、今後、代替エネルギーが開発されるまでの間、どれほどの「策略」をしかけてくるか、わかりません。日本は、その度に、きっと「右往左往」するのだろうなぁ。ああ、自分もあと何年生きるのかな、それまでに面倒なことが起こりませんように、と祈るばかりです(爆)。

投稿: あかん隊 | 2006/02/13 00:56

観られましたか。
昨年くらい、戦争物おおいですね。それも、武器ビジネスだったり、テロリストだったり(これ、ミュンヘン)、これとか、「父と暮らせば」とか、戦闘シーンのあるYAMATOとか。なんか、時代の空気みたいに、戦争がおおってるってな時代なんでしょうか。

投稿: 悠 | 2006/02/12 23:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« プルーフ・オブ・マイ・ライフ(20060206) | トップページ | ミュンヘン(20060213) »