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2006/11/12

タンゴ・冬の終わりに(20061109)

200611img004_2幸運なことに、観劇する機会を得た。自身で体験できないこと、想像もつかないような感覚を、こうした場でうっすらとでも体感できるのは、幸せなことだ。

臨場感というのは、こういうものか、と演劇を観るたびにしみじみ思う。役者さんの息遣いまで感じ取ることができそうな気がした。

お話は、ひどく暗いものだった。が、あんまりハッピーなお話だと蜷川演出には、向かないかもしれないな、とも思う。舞台も暗かったが、そこには、対極のように華やぎも配置されていたように感じる。そこはかとない、たわいない、素朴な笑いも折り込みながら、破滅に向かっていくのが、予感としてある。演じるのは、とても難しそうだ。

主人公の妻・ぎんを演じた秋山菜津子は、すばらしかった。堤真一の張りのある声にも圧倒された。お芝居には詳しくないので、役者さんのことはよくわからない。お名前も、しっかりとは知らずにいる。申し訳ないとは思いながら、それでも、不思議な感覚を味わうのに特に不便はなかったと思う。

誘ってくださった友人に感謝! さすがに「通」の彼女、少し後方に宮沢りえと野田秀樹を見つけて教えてくれた。ありがとう。

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コメント

■悠さんへ
秋山菜津子さん、知らなかったんですが、これで認識できました。休憩の時に、思わずチラシでお名前を確認しました。役者さんのこと、ほんとに知らないのですが、こうした演技を観ると「どなた?」と関心がわきますね。
過去にとらわれていると「狂気」に陥る。救いだそうとするものを「破滅」させる。過去からの延長上にあって、すでに内包されている未来は、その破滅と破壊によってのみ、後悔と必要な犠牲を払って、瓦礫の向こうに満開の花を咲かせる…のかな、なんて、独自に解釈してみました。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2006/11/12 13:20

臨場感、秋山姐さんのよさ、あじわえてよかったですね(^^ゞ。
私は、まだ、芝居の余韻にひたってまして、あれは、「過去に目を向ける」ことしかできなくなった引きこもり人間、そうしかできない人を描いているのかな、とも、考えたりしてます。
舞台の最後は、「過去の出来事が孕んでいる未来」(映画をみて昂揚ー挫折していた、その中に未来につながるものがあるはず)この「未来」にかかわることが過去から抜け出す方法かな~とも。

投稿: 悠 | 2006/11/12 08:57

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冒頭、舞台には、「イージーライダー」を映画館でみている若者のむれ登場する。かれら [続きを読む]

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