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2006/12/27

犬神家の一族(20061225)

なるほど。なるほど。そうだったなぁ、と思い出し、懐かしく観賞。
歌舞伎っぽいのは、否めない。

松子を演じた富司純子(ふじすみこ)に圧倒された。彼女の着物姿での立ち居振る舞い、所作、たたずまい…雰囲気と存在感を漂わせるに十分なキャストだった。知人に、よく似た雰囲気の方がいらっしゃるので、なんとなく変な気もしたが、これは非常に個人的なことである。
強烈な気迫とダイナミックな演技には、恐れ入った。

復員兵を迎えるシーンは、フィルム加工がたいへんだったかもしれない。うまく処理されていたように思う。

これまた、非常に個人的なのだが、ヒロイン役の女優さんを「美人」とは思えないうえに、純情・可憐…とも感じないので、予告編の思惑どおり、この人を犯人にしてしまってもイイ! とさえ思っていた。たぶん、暴言のうちか…。

息子のために罪を重ねる母親、という構図なのだが、目標とするのが「莫大な遺産」、では結局「大金に目がくらんだ犯罪」でしかないような気がする。異母妹たちと、なんら変わらないのではないだろうか。とはいえ、あまり「莫大な財産」があるように見えなかったかも。

あの頃、戦争に行った息子の生還を祈るような気持ちで待っていた母親は、たくさんいたはず。生還した息子に、できるだけのことをしてやりたい、と思ったとしても無理はない。原作も読んだのだが、あまり記憶がない。が、戦争の傷跡のようなものも、表現されていたと思う。

奥行きのある画面で、構図も安定感がある。一度に複数の台詞が重なるのは、なかなか興味深かった。何を言っているのか、よくわからなくても、緊張感、臨場感がリアルになる。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■はらやんさんへ
いつもありがとうございます!
こちらこそ、今年もよろしくお願いします!

そうそう。あの三姉妹の迫力が、なんといってもこの映画をしっかりしたものにしてくれました。特に「松子」役の冨司純子さんは、他を寄せ付けないオーラがありました。

え? スマップの彼がですか? やだな~、金田一のイメージ、狂ってしまう…。(暴言)

投稿: あかん隊 | 2007/01/11 23:55

あかん隊さん、こんばんは。
今年もよろしくお願いいたします。

事前知識なくて予告だけ観ていたので、完全に松嶋菜々子さんが犯人?と思っていましたミスリードだったんですね。
僕もあんまりあの役に松嶋さんは合っていないような気がしました。
でもやはり印象に残ったのは三姉妹の怪演でした。

トラウマも解消されたので、先日テレビで「悪魔が来たりて笛を吹く」を観ましたが、稲垣さんより、やっぱり石坂さんの方が金田一は合っているような気がしました。
さすがに稲垣さんは、フケをぼろぼろ落してはいなかったです。

投稿: はらやん | 2007/01/09 23:54

■猫姫少佐現品限り さんへ
お言葉をありがとうございます! こちらこそ、来年もどうぞよろしくお願いします。猫姫少佐現品限り さんの記事も、楽しみにしていますね。

投稿: あかん隊 | 2006/12/31 21:17

■イエローストーンさんへ
TBとコメント、ありがとうございます。
どうだったっけ…、と思い出しながら観賞してました。「今風」になってましたね。石坂さん、実年齢には見えませんが、若い感じはしませんね。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2006/12/31 21:16

ここでごめんなさい。
来年もよろしくお願いしますね。
良いお年を~!

投稿: 猫姫少佐現品限り | 2006/12/31 15:48

突然で申しわけありません。現在2006年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票に御参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.mirai.ne.jp/~abc/movieawards/kontents/index.htmlです。

投稿: 日本インターネット映画大賞 | 2006/12/30 16:22

こんばんは。
このリメイク、金田一ファンとしては嬉しいと思いながら、やはりやってほしくなったとの思いがつよいです。
第一には兵ちゃんが「犬神」をやるには歳をとりすぎている。オリジナル時がドンピシャでしたから・・・
そして、監督があえてその話の核をづらした点、これにより、本来のミステリー色がうすれ、佐兵衛翁の狂気の愛が弱く、初見の人には非常にインパクトの弱い作品になってしまっています。非常に残念です。
ただ、最後、「まるで天から来た人のようだ」
このセリフが市川金田一、つまり風来坊をまさしく表していると思います。

投稿: イエローストーン | 2006/12/30 01:44

■ミチさんへ
いやー、あの台詞の同時応酬には、感心しました!
実際には、いくらでもあり得ることなのに、舞台でも映画でも、相手の台詞が終わるのを待って、自分の台詞を言う。それが、リアルじゃないゾって思わずにいましたから。目から鱗…でしたね。

エキセントリックで、ケレン味もある内容ですから、歌舞伎風になるのは、良いとしても、あの息子さんは、体格からして華奢で。肩幅狭いし。暴言ですが、松島奈々子は、はっきり言って「変な顔」だと思うんですけどねぇ。どこが「美女」なの? 深キョンの方が、まだ可愛いと思う。<あーあ、言っちゃった。。。

ご心配いただいて、ありがとうございます。(感涙)
この年末年始も、ディスプレイとにらめっこ、マウスを握りしめることになりそうです。いったい、どのくらい仕事があるか、考えたくない…かも。。。
「ノロウイルス」は、体力が低下していると感染するとか。
体力だけは、まだまだ十分ございます。>痩せないもの…(-_-;)。

投稿: あかん隊 | 2006/12/28 00:10

こんばんは♪
そうなの、セリフが重なるのって、ありそうでなかなか無いんですよね。
その部分だけ妙にクローズアップされて耳に入ってきました。
松島菜々子と菊之助のツーショットの映りが悪いのがどうにも気になっちゃって(汗)
親子競演で話題作りだったのかもしれませんが、もうちょっと年齢的にも外観も映りのいい人にすればよかったのではないかと・・・。
どうせ松島菜々子ありきの製作なのでしょうから・・・。

お仕事は昨年末に比べたら少しはマシなのでしょうか。
くれぐれもノロウィルスには気をつけてくださいね。

投稿: ミチ | 2006/12/27 23:54

■悠さんへ
えー? そうなんですか?>ひとり息子への愛
息子がおりますが、「どっかに行って、幸せにしててくれればイイ」「もう、面倒見切れない!」、と親を放棄したくなることが多々ございますれば、どうにも理解しがたいものがありました。(爆)
「ひとり息子」じゃないから、かしら。

「犯人はあなた、ですね?」
という予告にすっかり飲まれたのですね? うーん。喜ぶべきか、哀しむべきか…。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2006/12/27 22:27

■たいむさんへ
確かに。>リメイク成功
いろいろ意見はあるでしょうが、話題性はありますし、過去の作品との比較も楽しめるので、良いのではないでしょうか。初めて観る方でも、サスペンスとしては、上々なのではないかと思います。

スケキヨくんとのツーショットだと、年長に見えるし(実際、そうだから無理ないけど)、彼女を抱えて運ぶ男性が、とっても辛そう(重そう)だったので、緊張した場面のはずなのに笑いそうでした。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2006/12/27 22:20

あかん隊さん
>息子のために罪を重ねる母親
これくらい、デフォルメしないと、母親の一人息子にかける愛ちゅうか、のろいちゅうか(^^ゞは、伝わってきませんって。
(まー遺産よりも、息子一途がうまく表現されてました)。
>この人を犯人にしてしまってもイイ!
謎解きの瞬間まで、この人かと思ってましたよ(笑)。

投稿: 悠 | 2006/12/27 21:42

あかん隊さん、こんにちは~。
今更感はあるけれど、リメイクとしては成功の作品だと私は思ってます。(贔屓目かもしれないけど)
セリフの重なりは、実際に口論となり白熱すると良くあることであり、ありのままの演出がリアルでしたね。

気の強い・・いや、芯の強い女性という意味では、松嶋菜々子の起用は悪くないと思いますが、純情可憐なイメージはないですね。
>この人を犯人にしてしまってもイイ!
(笑)犯人を変えちゃぁマズイでしょ~

投稿: たいむ | 2006/12/27 16:51

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