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2007/01/19

リトル・ミス・サンシャイン(20070118)

2007cinema002ノーチェックだったこの映画も、そろそろ上映期間も終わるかもしれないと駆け込んだ夕方の劇場。観客は、まばらだったが、外国人もいて、「勝ち組」「負け組」に関する意識は、万国共通なのか、、、と。

大道具になるのか、小道具になるのか、ワーゲンのミニバスがかわいい。色もマッチしている。クラッチがイカれて、押しがけしなくちゃならなくなるのが、最大のキーポイントかもしれない。真実、力を合わせることって、妙に和むことが多いんだ。

人格障害…とまでは言わないが、この家族、どう考えても、まともな(平均的な)人物がひとりもいない。もっとも、ごく普通の家族だって、多かれ少なかれ独特のものがあるだろうし、胸を張って「ウチはまともです」と言えるかどうか、微妙ではないだろうか。問題のない家庭はないとも思えるのだし。

気の利いたセリフがたくさんあるわけでもなく、これといって起伏に富んだストーリーでもない。現実味がある、というわけでもなくて、なんとも不思議な味わいだった。

おじいちゃんの存在が、小さくないのに、あっけなく退場してしまうし、無言の業の彼が、弱色盲だなんて、あんな簡単な検査だけで決定してしまっていいのだろうか、とも思うが、彼はじゃべった方が良い。

一番印象に残ったシーンが、ちいさなチラシにちいさなサイズで載っていたので、ここにあげた。失意の時、何もいわずに寄り添う優しさは、人の心を和らげてくれるものだ、と再認識する。

いいじゃないか、勝ち組に「負け組!」と言われても。そんなことは、たいしたことじゃない。
大事なことは、自分を大切にすることでしょ?
本当の意味で、自分を思ってくれる気持ちに気づけることでしょ?

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■カオリさんへ
ありがとうございます! なかなかこういう映画にはお目にかかれませんね。何気なくて、あっさりしてて、特別な主人公というキャラクタがないような、それでいてあの家族全員がとても印象的で。私もお兄ちゃんは、すごく気に入りましたよ!

投稿: あかん隊 | 2007/02/18 01:57

こんばんは~TBさせていただきました。
素敵な家族でしたね。個人的には兄ドウェインがよかったです!おじいさんは気の毒なことでしたが・・・
地元で見ることができて良かったです!

投稿: カオリ | 2007/02/17 18:48

■mineさんへ
こちらこそ、TBとコメント、ありがとうございます。
>微笑ましくていいキャラ
確かに。良い子でした。沈黙を解除したので、変人ではなくなったかも。

投稿: あかん隊 | 2007/02/06 12:15

TB返し&コメントありがとうございました。

あの写真の長男は劇中で1・2を争う変人でしたが
微笑ましくていいキャラでした。
目立たないけど彼が作品全体のよいアクセントになってましたね。

他にも数本TBさせてもらいました。
またよろしくお願いします!

投稿: mine | 2007/02/06 11:36

■とらねこさんへ
お気遣いいただいて、ありがとうございます!
おかげさまで、どうにか峠は越えられたのではないか、と。
こうなると、もう映画から遠ざかっていた時間を取り戻すかのように、いろんな情報をチェックしまくっております。(爆)

とらねこさんは、昨年ご覧になったのですね。自分が観たいと思った時には、どこの劇場でやっているかわからなくて。公開後、時間が経過していたので終わっていたら…とはらはらしたのです。間に合ってよかったデス。楽しい映画でした。

投稿: あかん隊 | 2007/01/21 22:31

■由香さんへ
おお! それは良かったです! 由香さんのことは、ちゃんと記憶にございます。ハイ。(^^;) ありがとうございます。

良い映画でしたね。自分も、この映画にハグされました。(笑)

投稿: あかん隊 | 2007/01/21 22:28

■gajumaruさんへ
こちらこそ、TBとコメント、ありがとうございます。
愛すべき、ずっこけ家族でした。ミニバスの黄色が、とても似合っていましたね。お話の進行に沿うようにみんなが少しずつ(良く)変わっていきますね。丁寧に作られていると思いました。

投稿: あかん隊 | 2007/01/21 22:26

こんばんは~♪あかん隊さん、お元気にしていらっしゃいましたでしょうか??
お仕事がもーめっちゃ忙しいと聞いて、心配しておりましたよっ。
もうそろそろ、落ち着かれましたでしょうか?
だと、いいんですが・・・。

・・・て、メールのような書き出しですみませんです。
エト、この映画の話。
私、この映画、今年劇場で一番最後に見て、今年のベスト3にギリギリ組み入れてしまった、大好きな作品となりました!
エピソードの一つ一つが、本当に好きなものばっかりでした。
この監督は、今後も応援したいです★

投稿: とらねこ | 2007/01/20 21:26

こんにちは!
覚えてられないかもしれませんが、
以前お邪魔した由香と申します。
初めてあかん隊さんのところにTB出来ました!!
嬉しいです。。。。。

私もこの映画で一番胸に迫ってきたのは
上の写真のシーンです。
無言の思いやりが心を打ちました。

またお邪魔させて下さいね~!

投稿: 由香 | 2007/01/20 17:01

TB&コメントありがとうございました。
VWをみんなで押して、それがだんだん板について、最後はみんなうまく乗れるようになる・・・

派手ではないけれど、気持ちの良い映画でした。

投稿: gajumaru | 2007/01/20 11:50

■えいさんへ
新年おめでとうございます。ご挨拶、ありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
そうか、えいさんにとっては、去年の作品になるんですね。
えいさんにとってのベストワン、納得です。ストーリーも脚本も、それぞれのシーンも、力まない、ナチュラルな雰囲気でありながら、決して手を抜かず、丁寧に積み上げられていたと思います。

投稿: あかん隊 | 2007/01/20 00:52

■カヌさんへ
自分が親だったら…そうかぁ。考えなかったなぁ。。。>親なのに…。(^^;)
そっけない風でいて、慈しみあっている兄妹だからこそ、というよりは、不協和音が鳴り響いているような家庭内にあってこその、彼らのコミュニケーションなのかも、といろいろ想像します。

学生の頃、下宿先の大家さん(未亡人)に
「男の子と女の子と両方を産んで育てて、一人前の母親になれる」
と言われたことがありました。息子二人では、三人目を産む気になれず、やはり未完の母親です。このまま、終わるだろうな。>自分。

自分もやはり待つしかない、と考えました。(あの場面)

投稿: あかん隊 | 2007/01/20 00:47

あけましておめでとうございます。

この映画、昨年のぼくのベストワンです。
たまらなく愛おしい作品です。

投稿: えい | 2007/01/20 00:03

こんばんは。
写真のシーン、自分が親ならオリーヴに行かすこと
できなかったんじゃないかと思いました。
でも自分で行っても、話す言葉は思い浮かびそうにないけど、
あのように寄り添うこともできるとも思えないっす(^^;
勉強になりました~

投稿: カヌ | 2007/01/19 23:55

■たいむさんへ
そっか。>何も言えない…そうだったかもしれませんね。
このシーンの前に、「ママをハグしろ」というメモを貰って、ママを慰めた経験が役立ったのかなぁ、とか想像しました。
破天荒な人たちばかりの家族では、一番たいへんなのは、ママですね。
粗っぽくなるのも無理ないな、と思います。

投稿: あかん隊 | 2007/01/19 23:05

■ミチさんへ
どうも、どうも。ミチさんの記事も拝見していたので、タイトルは気になっていたんですが、どこでやってるのか、まだやってるのか、わからなかったんです。んで、やっているとわかったので、速攻(多少、無理して)行ってきました。(笑
私もねぇ、たまには誰かに「そっと寄り添って」欲しいと思う時があるんですけど、そういう時に限って、周りには誰もおりませんね。(爆)

投稿: あかん隊 | 2007/01/19 23:02

あかん隊さん、こんばんは。
なんとも不思議な味わいの映画でした。
ほんと、まともな人間がいない家庭で、言うこともやることもめちゃめちゃなんですが、これは家族だなぁーと思わせる何かがあるなーと・・・、そんな感じ。
画像のシーン。何も言わないというよりは、言えないオリーヴちゃんかなと思いました。私は。
でも、兄に何が起こったかは理解できていなくても、自分のミスコンのことより、傷ついている兄に対するいたわりの心がそうさせたのかなぁと。大人になると、そんな自然さは失われちゃって。。。う~ん。

投稿: たいむ | 2007/01/19 17:07

こんにちは♪
ご覧になられて良かった~!
オリーブちゃんがお兄ちゃんに寄り添うシーンは良かったですよね。
>何も言わずに寄り添う優しさ
これを持つ人間になりたいと思いつつ、ついつい何か言っちゃうんですよね(汗)
黄色いミニバスが7番目の家族の存在感でしたね。

投稿: ミチ | 2007/01/19 09:43

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