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2007/02/08

エレクション(20070208)

2007cinema005 とうとう1日1回の上映になっていて、テアトル新宿では明日まで。
別な予定があったが、急遽変更して観賞してきた。

平日の14時10分開始なのに、空席の方が少ない。やはり、男性が多かったように思う。

監督のジョニー・トー。「ブレイキング・ニュース」では、ものすごい市街地での銃撃戦を魅せてくれたが、今回は、とうとう一発の銃弾も飛ばない。それでも、殺人は、必要最低限行われる不思議。

始まりのシーンから、ぐい! と惹きつけられるのは、なぜだろう。

ディーが非道だと思わせる。でも、本当に非道でしたたかだったのは、ロクだった。
直情型で、単純で、わかりやすいディー。反社会的な、大きな組織を束ねるには、とんでもない策士でなければならないということか。キャストも良かった。

原題「黒社會」…って、そのままじゃ…。中国語は、早口で勢いよくしゃべるとものすごい迫力がある。圧倒される。何を言っているか、全然わからないのに、気圧される。威嚇には、中国語がいいかもしれない。

こうした映画で、一発の銃弾も飛ばず、音もしない。形も見えない。これも、監督のアイディアなのかもしれない。「ブレイキング・ニュース」で、ひたすら、徹底して犯人を追う刑事役をやっていたニック・チョン。今作でも、ユニークな存在感と実に印象的なアクションで目を奪われた。

101分という尺も、実に潔く、まどろっこしい後日談(?)などがなくて、個人的には好みの映画だった。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■ジョーさんへ
いつもありがとうございます! ジョーさんのブログは、とっても楽しい。都内の情報通にもなれそうで、興味深く拝読させていただいてます。これからもよろしくお願いします。

尺の長い映画が主流のようですが、このくらいだと却って印象に残ります。続編もあるようですので、わくわくします。ジョニー・トー監督、とても好きです。

投稿: あかん隊 | 2007/02/23 19:38

コメントありがとうございました。
>101分という尺も、実に潔く、まどろっこしい後日談(?)などがなくて、個人的には好みの映画だった
まったくその通りですよね。後日談はまた別の映画ということで、それこそ後日楽しみましょう。

投稿: ジョー | 2007/02/22 23:03

■現象さんへ
そっか。後編、あるんですね。どこかでそういう記事は見たような気がしていましたが…。今作の終わり方だと、続きが作れそうでした。
「え、もう終わり?」というくらいの長さだと、だらだらしなくていいですね。短い方が、むしろ余韻が残るような気がします。
無駄に長い映画って、説明が多くて疲れます。

投稿: あかん隊 | 2007/02/19 21:17

尺が短いっていいですよね。
集中力が切れないので助かります。
銃に頼らない暴力は生々しく、
のし上がる、成り上がる様子にひきつけられ、
後編もあるらしいんでそちらも楽しみです。

投稿: 現象 | 2007/02/19 08:45

■やまたく さんへ
コメントをありがとうございます。
ジョニー・トー監督の持ち味、こだわり方が、好みになってきました。
目が離せないし、意外な展開に圧倒されますね。

投稿: あかん隊 | 2007/02/10 21:06

あかん隊さん、こんにちは。
スリルとスピード感があり、
実に生々しい映画でした。
権力闘争のなかで生きる男たちの
微妙な心の揺れが興味深かったです★

投稿: やまたく | 2007/02/10 16:55

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