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2007/02/13

417本

昨年、公開(製作?)された日本映画の数。
NHKの「クローズアップ現代」で特集されていた番組を見た。
400本を超えたのは、33年ぶりなのだそうだ。すごい数。
1日に1本、毎日観ても間に合わない。<当たり前

「日本映画が元気」といった話題を、よく見かけるようになった。
「ネタ切れ」(?)なのか、シリーズものやリメイクや…ハリウッドが減速しているせいもあるようだ。番組では、いまや米国「Jホラー」の第一人者、一瀬 隆重氏のインタビューもあった。ゲストは、ジブリの仕掛け人、鈴木敏夫氏だった。

「テレビは、流れていくもの。映画は、歴史として残っていくもの」という主旨のお話をされていたと思う。最近の映画は、「感動もの」が多くなっていて、同じ傾向を持つものが多く、いろいろな映画、という意味でのバラエティが少ないのが気になる、ということだった。

シネカノンの季鳳宇氏もインタビューに応じていて、とても興味深かった。
「パッチギ!」の続編と思われる制作現場にもカメラが入り、井筒監督の楽しげな笑顔も垣間見えた。こんなところで、新作映画の情報に触れるとは…。

「どろろ」は、sneak preview (スニーク・プレビュー=観客の反応をリサーチするために行われる特別試写会)を行っており、そのアンケート結果に基づいて変更された部分が、5箇所あったという。

「観客の側からの映画製作」へシフトしてきているのだという。
テレビで見て、映画で観たり、映画で観て、テレビで見たり…。同じ作品でも、監督やキャストも異なる場合もあって、何度もストーリーを追うことがあるような状態は、これまでなかったことだろう。これでは、時間がいくらあっても足りないことになりそうだ。

テレビは殆ど見ないが、チャンネルも増え、最近は良質な番組を放映しているところもあると感じるようになった。良い番組は、録画して再度見る、というようなことになり、映画もDVDで何度も観る、というようなことになれば、いったいどれだけの時間を費やすことになるのだろう。映画の本数も増えたし、良いものを選択し、さらに選別していかないと、これはえらいことになりそうな気もする。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■悠さんへ
シネカノン、イイ感じですね。季鳳宇プロデューサーもシネカノン。
「フラガール」は、新システムの映画ファンドで、製作費を調達して、余裕ができ、丁寧に製作することができた、ということでした。
「魂萌え!」もシネカノン。インタビューを受けるプロデューサーの後ろに、さりげなくポスターが。

映画<マンガ(アニメ?) ということは感じますね。
そもそも、映画という媒体を強く意識した、斬新なアイディアが感じられる作品は、あまりなさそうですし。原作ものを上手に映画化した作品も、たしかに良いですが、映画用にオリジナルのアイディア、脚本が揃った作品が、どんどん出てくるようになるといいな、と思います。

投稿: あかん隊 | 2007/02/15 05:36

すいません、名前いれずに送信しました。下のコメントは私です^^;

投稿: 悠 | 2007/02/14 22:49

シネカノンのつくる映画に希望をもってんですよ。資本=危険分散もしないし、スニークプレビューもしてないとおもうんですよ。今、才能のある人が集中してるのは、映画より漫画だとおもうのですよ、それが、なぜか、映画関係者が考えてほしい。シナリオを練り上げてほしい、いい役者のいい演技をみたい、ってのが私の希望なんですけどね。

投稿: 悠 | 2007/02/14 22:49

■たいむさんへ
たまたま、だったんですよ。ほんと偶然、見たんです。(汗)
事前に知っていたら、お知らせしたのになー。
たくさん製作された要因には、製作費調達の新しいシステムが構築されつつあることもあるようです。映画のファンドも、今までのように、1本1本、それぞれに投資を募る(ヒットしなかった時のリスクが大きい)のではなくて、複数の作品に対して一口2000万の投資を募るようにしたらしいです。そうするとリスクが分散して、投資家のリスクも少なくなり、結果として製作費も集めやすくなった、ということでした。日本映画にとって、今がチャンスなのだろうと思います。良い映画を、いろんなジャンルで製作して、映画史上に残る国際的にも評価される作品を作ってもらいたいです。
それにしても、ホント、時間がなくて。どうしてこんなに時間がなくなってしまうのか、不思議です。時間の無駄遣い、してないかな…。(大汗)

投稿: あかん隊 | 2007/02/14 04:18

■そーれさんへ
そうでした。そうでした。そーれさんのコメントを何度も読み返しました。ハリウッドは、映画の製作本数を1/3に減らしてしまった、と番組では言っていました。シネコンも全国で3000近くになったとか。この影響は、大きいでしょうね。映画好きには、掛け持ちできる環境は嬉しいですし、ショッピングセンターなどに隣接しているから、アクセスもいいし、気軽に立ち寄れますしね。
今も昔も、「日本文化の良さ」に気づくのが、外国人、ということって案外多いのかもしれませんね。映画製作サイドも、「観客の求める映画」を作るようになってきたのだそうです。スニークプレビューは、東宝がやっていたみたいです。何もかも「売れることが大前提(観客のいいなり)」になってしまうのは、ちょっと疑問かも。それでも、「良い映画を作ろう!」という製作側のモチベーションに繋がったり、観客の眼が肥えることに繋がるなら、とても嬉しいです。

投稿: あかん隊 | 2007/02/14 04:06

うわぁー同じく見逃してしまいましたっ。
再放送も調べたけれど、今のところ予定はないみたい。残念です。
邦画だけを1日1本みても見切れないとはびっくりデス。日本映画が元気なのは良い傾向なのかな?ムダも多そうだけどどうでしょう?よくわかりません。
以前は、好きな作品だけを繰り返し読んだり観たりして、それこそどこに何があるかまで把握できていたのに、最近はその時間をなかなか作れずにいます。
ノージャンルにたくさんの作品に触れることは、多角的な視点を学ぶ意味でもいい勉強になるので、最近は映画鑑賞の機会も増えてきていますが、限られた時間の中で良い(と思われる)ものを選択していくって難しいですね。映画感想のブログ記事はあくまで副産物としていますが、そこに時間を割かれているのも事実。(これはこれで得るものがありますが)
これらの狭間で時間の使い方、やりくりに悩んでおります。

選んだ(はまった)作品は良いものだと思うのだけど、のめり込んでる暇がない。広く浅くと、狭く深くの両立は無理かなぁ。思いっきり矛盾ですよね。
既にえらいことになってます(^^;)

投稿: たいむ | 2007/02/13 18:15

残念だぁ、見逃してしまいました(⊃Д⊂)

確かに邦画が元気ですよね、そして純粋に面白いと思う“当たり映画”の数がケタ違いに増えてきたと思います。
数年前まで「邦画は苦手」って豪語してましたが、ここ数年は映画館で観る比率は洋画と邦画で半々に近いです。
ハリウッド映画に限らず一時期レンタルビデオのせいで劇場に向かう客足が途絶えかけ、日本での映画産業自体が危なかった事も有りましたよね。
それからみんながレンタルビデオだけじゃ物足りなくなって、気軽に巨大スクリーンで楽しめるシネコンがどんどん日本中に出来たのを牽引したのはやっぱりハリウッド映画でした。
でも、それ以前からハリウッド映画にはリメイクや続編、スピンオフが多かったし、人気の低下はむしろ居座り続けるスター俳優達がやりたいように脚本を変えて鼻に付く演出が増えたり、新人役者の質が低下している事が問題だと思います(お馬鹿アイドルが多すぎ)

ちょっと前まで全く話題にも上がらなかった韓国映画が、国を挙げてハリウッドの真似をした事で大成功を収めたじゃないですか。
あれを見て、日本の映画会社もやっとコンシューマーの求めているものに気づいたんだと思うんですよねぇ。
加えて、今までは数字でしか見えなかった人気についても、本当に映画好きな客(ブロガー)が詳細まで勝手な意見をネット上に書いてくれている。
おかげで、簡単に「どの部分が良くてどの部分がウケが悪かったのか」が拾えるような世の中になりましたよね。
ブロガー同士の輪をたどって見ると、映画評サイトに書かれているような“荒らし”的なものに惑わされる事も無いから、ブロガー以外の人も参考にしてる場合が多かったりで、信憑性も高いじゃないですか。
(みんな読んでもらいたいから真剣に書くし)
そんなこんなでどんどん面白いものが生まれる良い状況になってるんだと思うんです。
スニークプレビューは、本当は良くないハリウッド映画の文化だと思うんです。
監督やスタッフのこだわりが伝わって来ないし、別のエンディングなんて副産物がDVDに収録されて作品のイメージ壊す元になるし。
って、わかったような事を長々と失礼しました(滝汗)

投稿: そーれ | 2007/02/13 15:15

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