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2007/04/04

十二人の怒れる男(NHK BS2 衛星映画劇場)

観たいと思っていた映画が、放送されていた!
たまたまつけたテレビで字幕版。ヘンリー・フォンダって、こんな人だったかしら?

凄い映画だった。
冒頭部分は、見逃したのだけど、これはDVDを持つ意味があると思うから、購入して最初からきちんと観ておこう。

元はテレビドラマだったものを、ヘンリー・フォンダが是非に…ということで映画になったという。一日の中、午後5時30分頃から午後6時45分くらいまでという、考えてみれば、1時間と少々の時間で展開されるドラマなのに、その緊張感溢れる演出は、すばらしい。

数年後には、実施される「裁判員制度」に参加することになるかもしれぬ私たちが、一度は観ておきたい傑作。

放映後の対談で、この映画が米国では一週間で打ち切りになっていたと聞いた。
当時(1957)のアメリカでは、こういった作品が浸透する空気ではなかったのだろうか?
シドニー・ルメット監督の別の作品もいくつか紹介されていた。観ていないものが多かった。

「セルピコ」「オリエント急行殺人事件」「狼たちの午後」くらいなら観たような気がする。
「ネットワーク」という作品は、観てみたいと思った。

最近は、鋭利な感覚で辣腕を振るった面影が薄れるような作品が続いているらしいが、いつかまた、「これは!」という作品を撮っていただきたい。

余談: テレビドラマの脚本・演出陣が、ドラマごと映画にしたもので、数々のアワードに輝いた「十二人の怒れる男」。日本での「劇場版」「スピン…」のように、設定だけ引きずったアナザーストーリーではないのだから、凄い。

日本でも、好評のドラマ、スタッフもろとも「まったく同じ設定、同じお話」で映画というメディアの持つダイナミズムを活かす作品を作る、というのは…無理なのだろうか?

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■とらねこさんへ
コメント、ありがとうございます!
凄いですね! 英語の脚本もお読みになったのですか? さすが!
三谷さんの映画、ほんとにおもしろそうです。探してみます。

投稿: あかん隊 | 2007/04/18 00:50

あかん隊さん、こんばんは。
私もこの映画、大好きですよ。
私の場合は、えいさんもオススメしていらっしゃる、『12人の優しい日本人』を読み、その後、この映画の英語の脚本を読み、その後翻訳の脚本を読み、最後にこの映画を見ました。
これは、確かに、忘れられない映画です。面白かったですよね。
ちなみに私は、『12人の優しい日本人』も大好きです。
機会があれば是非、こちらの日本の三谷幸喜版も、見てください。
最後のオチもなかなか面白いものとなっていて、三谷流エスプリが効いています。

投稿: とらねこ | 2007/04/17 18:41

■クロワッサン さんへ
いえいえ、1957年にご覧になった…というわけではなくて(初めて公開されたのが1957年ですから、それが日本で公開される、あるいはテレビ放映されるまでには時間がかかっているでしょう)。<真面目に応えすぎ…(^^;)。
よくわからないお話でも、映画に連れて行ってくださったお父様は、ステキです。映写室をちょろちょろ…いいなぁ! 憧れデス。>映写室

それにしても、クロワッサンさんの記憶は…、凄いデス。
私が忘れっぽいだけなのかなぁ。。。

投稿: あかん隊 | 2007/04/08 01:38

あかん隊さん、こんばんは。
私が観たのは1957年ではないです(笑)

もっと後にテレビで放映された時っす(^_^;)
ブリジットバルドーのあの魅力は十分子供にも理解できました(^_^;)

私は父親が映画が好きで007シリーズとかよく連れて行って観ていました。よい子が観てはいけないシーンも結構ありました。
子供ですからストーリーは全部把握はしていないのですがわからないところを父親に聞くとチャンと教えてくれました。

これも子供の頃に観た映画ですが(たしか)仲代達也主演だと思うのですが「切腹」という映画も印象があります。竹光で腹を切らされてなかなか介錯されないという観ているだけでも辛い映画でした・・・

小学生の頃は映画館に毎日入り浸っていました。(映写室なんかに毎日チョロチョロしていました(^_^;))

投稿: クロワッサン | 2007/04/08 01:29

■クロワッサン さんへ
コメントありがとうございます。そうですよね? 子どもの頃になると思います。1957年ですから、えーと私は…むにゃむにゃ。。。
厳格な母が監視していたので「映画」というのは「娯楽」=「子どものためにならない」みたいな思考で、幼い頃には「映画」のようなものからは隔離されていたように思います。おかしな話ですけど。(笑)

記憶があるなんて、素晴らしいです。それに、ほとんどビンゴ!デス。
凄い!

ピーター・フォンダ、ジェーン・フォンダなら、お顔を思い出すこともできたのですが、ヘンリー・フォンダのお顔は、あまり記憶にありませんでした。<いい加減なんだなー、自分。

対して、ブリジッドのお顔は、よーく覚えています。なぜ?(^^;)

投稿: あかん隊 | 2007/04/08 01:09

あかん隊さん、こんばんは。
私はこれは子供の頃にテレビで放映されたのを見ました。なんといっても子供だったので内容はそれほどよく覚えていないのですが最初は1対11で有罪だったのをヘンリーフォンダが他の陪審員を説得して12対0で無罪になる映画でしたよね?(詳細は自信なし)

ヘンリーフォンダといえばその子供のピーターフォンダとジェーンフォンダが共演したオムニパスの世にも不思議な物語でジェーンフォンダの美しさが子供の頃の私には大変まぶしかったです。(この頃は彼女とブリジットバルドーがまぶしかったっす(^_^;))

投稿: クロワッサン | 2007/04/08 00:49

■えいさんへ
コメントありがとうございます!
お勧めの映画、絶対観ます!探さなくちゃ…。>「質屋」

『12人の優しい日本人』は、タイトルだけ知っています。(汗)
気になっていたのですが、やっぱり「通過」してしまってました。
これも、要チェックですね。探します。

投稿: あかん隊 | 2007/04/06 01:35

こんばんは。
三谷幸喜のお芝居を基に
日本では中原俊監督が
『12人の優しい日本人』という映画を撮っています。

内容は日本にも陪審員制度があったら?という法廷劇で、
映画のシナリオも彼が書きました。

ぼくはこの映画で豊川悦司を初めて知りました。

なんて、いろいろ書いてますが、
あかん隊さんはご覧になってるかもですね。

そうそう。シドニー・ルメットでは『質屋』がオススメです。

投稿: えい | 2007/04/05 22:22

■酔うぞさんへ
コメントをありがとうございます。読まれてしまったのですね。>赤面
そうなんです。タイトルは、知っていて、とても観たかったのですが、テレビの前にゆっくり座って落ち着いて…という時間が、これまでほとんどなかったのだと思います。今でも、まず「テレビの前にすわる」ということには時間がとれないデス。
いわゆる、日本なら「レッドパージ」、米国の「マッカーシズム(赤狩り)」ですか? いろんなことが複雑に絡み合っているんですねぇ。

投稿: あかん隊 | 2007/04/05 03:06

どもども

初めてご覧になったの?

かなり昔からテレビで何度も見ている映画です。

元がテレビドラマというのは知りませんでした。
そういえば何となく当時のテレビ映画の雰囲気はありますね。
というよりも映画館で見るのにはちょっと抵抗があるような気もする。

1957年作品だから、「ヒッチコック劇場」「ルート66」「ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)」などは60年代の名作テレビ映画ですが、この時期に良い作品が大量に出来たのはマッカシー旋風の余波で映画の脚本の仕事を失った人たちが別名でテレビドラマに取り組んだからだ、という説明を聞いたことがあります。

投稿: 酔うぞ | 2007/04/04 23:44

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