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2007/04/11

デジャブ

「バブルへGO! タイムマシンはドラム式」は、おちゃらけていたが、これは、まずまずシリアスだった。
過去へ行く、という方法は、どうにもこうにも、一定したイメージがあるようだ。

少々、いや、かなり簡単に過去へ行ってしまうわけだ。
特殊機関のデスクで、女性係官が図式で示す時間の曲線、ほんとに?

ジェリー・ブラッカイマー氏のタッチは、よくわかる。
トニー・スコット監督の作品では、「イン・ハー・シューズ」の方が好きだ。

ストーリーは、サスペンス的ではあるが、「オレの勘」的に主人公のダグ(デンゼル・ワシントン)次々と的確に推理して行ってしまうのは、どうだろう。過去を変えることにしても、かなり個人的な思い入れや意思のみで決定してしまっているように見える。

時間は、共有されているものだとするなら、これは相当利己的、自己中心的な考えに基づく、大いなる勘違いであって、欺瞞だ。犯罪が起こる前に被害者を救いたい…、一見「正論」のようにみえて、そうではないはずだ。

考えすぎかもしれないが、米国に根付く「己が正義」「悪(と判断したもの)は、先んじて制する」、こうした気風が根底にありはしないか?

映画は、エンターテイメントなのだから、これでイイのかもしれない。それでも、「時間」というものを扱うには、それなりの世界観がきちんと構築されているのが良い。

結果ハッピーならば、それでイイ、というのは、どうにも腑に落ちない。過去を変化させたから、その先が変わった? ならば、変える前の時間はどこへ行ってしまうのか。

過去も未来も、人間の概念でしかなくて、あるのは、「今」だけのような気がするのだが。

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コメント

■クロワッサン さんへ
確かに!>突っ込んではいけない。
観ましたよ、「THE ONE」。ジェット・リー、割と好きなんです。(^^;) 過去にいる自分自身に出逢うことがなかったから、まあ、いいんですけど。未来から来て、死んじゃう自分は…。あ、また。(爆)

投稿: あかん隊 | 2007/04/11 23:05

あかん隊さん、こんにちは。時間とパラレルワールドを扱うものはあまり考えすぎるとややこしくなります。前にジェットリーが主演したthe oneというものをDVDで観たことがあります。これはパラレルワールドが100個ありそこに全て自分が存在しておりその自分を全て倒すと・・・・・

というような話でした。これは突っ込んではいけないものなのだと思いました。

しかしやられる方からすると急に自分と同じ人間が現れ、急に自分に襲いかかるというのはきっとびっくりしますよね(^_^;)

投稿: クロワッサン | 2007/04/11 08:13

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