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2007/04/09

ブラッド・ダイヤモンド

秀作。

ディカプリオの熱演には、だんだん慣れてきたが、これなら、と思える。
今後の彼には、期待できそうだ。どんな役をやりたいのか、想像できる。

アフリカの悲劇は、今でも続いている。「ホテル・ルワンダ」でも、「ダーウィンの悪夢」でも。
この映画でも、何度も語られる「救済しても何も変わらない」状況があるのだろう。

ジェニファー・コーネリーが好き。

目を背けたくなるような凄惨な虐殺シーンも、リアリティがある。銃弾が当たる時の重量感、質感のようなものすら感じられる。ディカプリオの息遣いが、上手く使われていたように思う。緊張感がすごい。

この映画を観てしまったら、ダイヤモンドを持っていることに罪悪感を感じるようになりそうな気がする。実際、「…持ってないはずだけど…」と不安になった。

「とうの昔に神は人間を見放している」 確かにそうかもしれない。
「物欲」に群がる人間が、他の人間に対してどういう仕打ちをするのかをみた気がする。

観ているうちに、人が死んでいくことに麻痺していく感覚に襲われそうになる。「命」が、どうしてこうも簡単に奪われてしまうのか、本当に罪深いのは誰なのか、ドラマとしてもよくできているストーリーと共に考えさせてくれる。

エドワード・ズウィック監督の作品は、全部観ているわけではない。
しかし、観たものはどれも心に残っている。今作もそのひとつになった。

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コメント

あかん隊さん、こんばんは~★
この作品、すっごく良かったですよねえ!
私は、『ハンニバル・ライジング』を見るつもりでいたんですが、一緒に見ることになった友達が嫌だと言ったので、それでは、と急遽変更してコレにしたので、全く偶然見たのですよ・・・
これが大当たりでした!
レオはやっぱり、良かったですよね。ジェニファー・コネリーもとってもいい演技してましたね★
ジャイモン・フンスーは、すげえやって思いました!
3人とも本当に良かったんですよね。

投稿: とらねこ | 2007/05/10 01:32

■カオリさんへ
コメント、ありがとうございます。せっかくお送りいただいたリプライなのに…届いておりません。(号泣)
再度、別なメアドをお知らせするメールをお送りしましたので、ご確認くださいね。よろしくデス!

投稿: あかん隊 | 2007/04/12 00:02

あかん隊さん
早速メールありがとうございます。
私もパソコンのアドレスから返信したのですが届いてますでしょうか?
なんかエラーメッセージが出てまして、きちんと送られてないかも・・・?
メール送信の際、調子が悪いときがあるんで、ご連絡ください。
すみません~

投稿: カオリ | 2007/04/11 23:43

■カオリさんへ
体調十分にして、激動を乗り切ってください!
お会いできる日を楽しみに、待っていますね!

平和ボケといわれても、日本に生まれてラッキーだったとつくづく思います。まだまだ、恵まれている。この平和も、豊かさも、もしかしたら何らかの犠牲の上に成り立っているのかもしれません。何もできなくても、考えることはできる。考えていれば、おのずと小さな気遣いをすることができるようになるような気がします。

投稿: あかん隊 | 2007/04/11 23:01

こんばんは~
先般は温かいお言葉ありがとうございました。
ぜひ、お会いできると良いですね。
新生活、お互いがんばりましょう!

アフリカ。私も「神に見放された・・・」と言うセリフがこびりついています。何故、同じ国民同士が争わねばならないのだろう。親子で、何故殺しあわせばならないのだろう。

投稿: カオリ | 2007/04/10 23:11

■そーれさんへ
ほんとですね!>ディカプリオが「良い俳優」になった!
トムさんは、大富豪になってしまったし、あんまりまわりがちやほやするからおかしくなってしまった…なんて勝手に思ってます。(爆)
ディカプリオくんは、一時のイメージが強烈過ぎたことや童顔で小柄であることがネガティブに作用していたのでしょう。彼は、これからですよね。楽しみになってきました。ずっこけないで欲しいですね。

投稿: あかん隊 | 2007/04/10 00:48

■たいむさんへ
良い映画でした。ディカプリオも妙な「力み」がとれてきて、渋みさえ出てきたように思います。頑張って欲しい。逞しささえ感じました。
この監督の映画では、「ラストサムライ」でもそうでしたが、アクションシーンでは、人間の重量さえ感じるほどリアリティがあります。
「アイ・アム・サム」では、暖かみのある空気の中にもシャープなシーンが織り交ぜられていて、単純な「癒し系」ドラマではなかったように記憶しています。(DVDも持ってますが…)
誇張はないでしょう。むしろ押さえてあったんじゃないか、と思います。人は人に対して、どんなにも残酷になれる生き物なのですね。虚しくても、懸命に働きかけ、改善しようとする人々が、少しでもいることがわずかばかりの希望でした。

投稿: あかん隊 | 2007/04/10 00:42

『ディパーテッド』もですが、レオちんの“前へ前へ”出ようとする熱演に彼の技術がようやく追いついてきて、本当に良い俳優に変わってきましたよね。
以前は見方を変えると不気味だったんですが(ボソッ)
不自然さが無くなったので私もこの先の活躍が凄く楽しみになりました。
『ザ・ファーム』を転機に良い俳優になったのに、人格が崩壊して再び“裸のスター”に戻ってしまったトムちんのようにならない事を願います(笑)

投稿: そーれ | 2007/04/09 20:22

あかん隊さん、こんばんは。
銃撃戦など、ギャング映画とは何かが違うナマっぽさを感じてこわばりつつ、ずーっと緊張しっぱなしで見てました。
エンタメとしてやや誇大な表現にしてるんだよね?って思いたいです。
>ダイヤモンドを持っていることに罪悪感
すみません、たぶんこの頃に買ってもらってます(><)
少なからず、そんな気持ちになってしまう小市民です。

投稿: たいむ | 2007/04/09 18:57

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