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2007/05/30

血の婚礼(東京グローブ座)

舞台に向かって右横の席(3列目)で観賞。
始まりのギター奏者(渡辺香津美)が、間近に。(後半は、左横へ移動)

森山未来のスパニッシュダンスを堪能。彼の、ダンスのための芝居、と言ってもいい。
圧倒されてしまう。無心で見入ってしまうダンス。

ソニンの雰囲気もよく、彼女も芸達者であることがよくわかる。
江波杏子の貫禄と佇まいに憧れる。

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2007/05/29

パッチギ LOVE&PEACE

続き…とは言っても、ちょっと雰囲気が違う。
中心となる人物たちが、成長しているし、時代もやや進行している。俳優も別。

涙もろい自分も、今作では泣くことはなかった。
「どう?」と聞かれたら、なんと答えよう。悩むところ。

欲張っている、といえば、そうかもしれないし、多角的に展開した、といえば、そうかもしれない。その分、気が散ってしまったようにも思う。

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2007/05/14

眉山

20070513001思いの外、といっては、失礼かもしれないが、良かった。
宮本信子の演技は、とても良い。ともすれば、演技過剰になりそうな気もしたが、キャラクタの設定が良く、強烈な印象を残してくれる。山田辰夫も、セリフのないところでの演技が光る俳優さんだとつくづく感心した。

フォーカスとボケの組合せやスローモーション。
静止画のようなシーンやセリフや音声が先んじるカット割りがイイ。観ている者を自然に、次のシーンへと導入する。
音楽ではなく、人々の話し声や街中の音、自然の音がバックに入るシーン。レンズやフィルターにも神経を払い、照明にも凝っている。
俯瞰する画で一呼吸置く。アップの画にもフォーカスしない背景と混じり合った人物を添える。お定まりになりがちな病室の雰囲気まで違って見えた。人の後ろ姿が、これほど雄弁なのだと感じさせるシーンが、いくつもある。CGではない映像の巧みさ、これにやられた。

控えめに流れる曲も、その扱いも良い。
レミオロメンのテーマ曲は、エンドロールのみ。よい曲だと思うが、この扱い方も心得ている人のものと感心した。彼らの曲は、バラードが良い。この曲では、サビの部分でメジャーからマイナーへ揺らぎが起こる。この曲調の揺れが、不思議な雰囲気を醸し出す。

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2007/05/09

バベル

かわいそうなモロッコのお兄ちゃん。弟も、これからどうやって生きていくのか。
気の毒なモロッコのお父さん。

あまりにむごい、残酷な事象をそのままに放置して、それでいいのか?

「バベル」というタイトルとその物語にそぐわない。
この映画で、人々の心が通じない障害になっているのは、言葉ではないのだ。

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2007/05/01

こわれゆく世界の中で-Breaking and Entering (シャンテ・シネ)

20070430001原題の、なんと素晴らしいことか! ため息が出る。
ジュリエット・ビノシュのボスニア訛りに驚く。
そして、なにより、このストーリーの巧みさと観る者多くが望むと思われるラストが、ネガティブなポジションから、急な直球のようにやってくる映画は、そうそうない。

問題は、そこにきちんと存在している。複雑な社会環境や難民、貧困、人種、宗教、国…アフリカではないが、さまざまなことが絡み合っていることを考えさせる。

親子の間、特に「母親と娘」「母親と息子」が、それぞれ固有の問題に、それぞれの母親が、どう対処しているかを考える時、ある種の「典型」を見ることができる。

これは、お勧めできる映画。

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