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2007/07/12

傷だらけの男たち

20070712001 タイトルに惑わされてしまったが、彼らの「傷」があまり伝わらなかった。
とにかく、ややこしい。比較的単純なことなのに、ずいぶんまわりくどい。
言いたいことは、わからなくはない。だが、説明的な要素が多すぎる。

金城武は、好演しているけれども、なんだか、まためそめそしているシーンが多い。
トニー・レオンの味を十分に出し切れていない。主人公の思いが伝わらない。

オープニングが衝撃的なのに、再度入るクレジットで気持ちの波ががくっと折れる。
残念だ。

何部かの構成にしてゆっくり進めてもよい内容だと思うが、1本で完結させるにはこうするしかなかったのか?

映像でメリハリを付けようにも、フラッシュさせたり、モノクロに一部カラーをつけたてみたり、工夫しようとしているのは、わかるけれども「工夫しようとしている」と思われてしまう時点で、すでに「工夫」とはいえない。音楽もあまり効果的に感じられない。

…とクレームばかりつけているようだが、素材としては悪くないのに、やはり構成がうまくないのだ。ラストは、案外あっさりしていて(予想の範囲内)、不足感がぬぐえない。

プロットと脚本の妙、メリハリのある、語る映像、印象的な音楽…。
形としては現れにくく、感情としても言葉では説明しがたい「やるせなさ」を伝えようとするには、それなりのものが必要だ。

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コメント

■kira さんへ
いつもありがとうございます。
そうなんですよねぇ。>生かし切れてない
この映画だけで終わらせてしまうには、惜しいテーマだったと思いました。トニーもそうですが、金城くんも良い雰囲気になりましたね。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2007/07/29 22:04

今晩は~♪
インファナルアフェアとは全く別もの、と割り切って出かけたので、
というより、金城君とトニーを観に行ったので(笑)
それなりに楽しめましたが、
仰るとおりトニーの残忍な復讐に至るまでの心の描写もなく、
役者を生かしきれていない感は否めません。
私も感情移入するまでにはいきませんでした(uu*

投稿: kira | 2007/07/29 19:24

■カヌさんへ
>犯人側からの視点
確かに。「インファナル・アフェア」と比べてしまうのは、酷だなと思いつつ、トニー・レオンが出ているとどうしても…。(^^;)
短いカットで、時空を重ねたりして無理しているな、と感じてしまいました。ポン(金城武)は、傷だらけ…というほどでもないような気もしました。(汗)

ブログ更新されていなくても、お元気なら、何よりです!
それでも、ほぼ毎日カヌさんのところ、読みに行っています。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2007/07/16 03:14

ご無沙汰してます♪
最近、ブログ更新できてないけど、元気です(^^;
犯人が最初にわかってるので、ハードル上げてるなと
思いながら見てたんですけど、物足りなさがあります。
犯人側からの視点がほとんどないから、
感情移入もできなかったしね。

投稿: カヌ | 2007/07/14 23:01

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» 「傷だらけの男たち(CONFESSION OF PAIN)」映画感想 [Wilderlandwandar]
インファナルアフェアシリーズのスタッフが作った新作という事で「傷だらけの男たち」 [続きを読む]

受信: 2007/07/15 05:49

» 傷だらけの男たち [to Heart]
原題 傷城/CONFESSION OF PAIN 製作年度 2006年 製作国・地域 香港 監督 アンドリュー・ラウ/アラン・マック 脚本 フェリックス・チョン/アラン・マック 出演 トニー・レオン/金城武/スー・チー/シュー・ジンレイ/チャップマン・トー/ユエ・ホア 2003年のクリスマス、ポン(金城武)が凶悪犯を逮捕した晩に、彼の恋人は自殺を図り還らぬ人となる。3年後、酒浸りの日々を送っていたポンは、刑事を辞めて私立探偵になっていた。彼の元上司のヘイ(トニー・レオン)は富豪の一... [続きを読む]

受信: 2007/07/29 19:13

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