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2007/09/17

HERO

テレビドラマが放送されていた時もほんの少し見かけただけだったが、おおむね話のベースは理解しているつもりで観た。

観なくても良かった、というのが正直なところである。
なにより、主役のタレントが苦手だ。
申し訳ないが、どうしても好意的にみることができない。

結構な長さのフィルムだったと思うが、「無駄」と思われるシーンが多い。テレビでは「お約束」のものなのかもしれないが、だったら映画にした意味はない。

話がおもしろくできている、ということだったので多少無理して観に行った感が強いのだが、話も何やらいい加減だったし、特におもしろいとも思わなかった。

タレントは、歌手なのか、俳優なのか、コメディアンなのか…。本職の区別は、あいまいで良いとしても、演劇は、それほど簡単なものなのか。単に「商業的成功」が目的ならば、こういうことでもいいのだろうか。わからない。

一般には知られていないような専門的な情報が、わかりやすく織り込まれて、プロたる検察官(及び検事)がりっぱに見える話ではなかった。むしろ、誰でも知っていて、誰でも解るような方法で、ごく当たり前の展開を示す。どう考えても、掘り下げられた話ではない。マンガでも、この程度のストーリーでは、薄い読み切り本になる程度だろう。

常々思うことだが、放送メディアに関わる人々の「一般大衆への目線」には、軽視を感じてしまう。要は、「視聴者には、このレベルで良い」といった、自分たちが「与えてやっているのだ」というおごった気持ちがどこかにありはしないだろうか。そのせいか、テレビ番組はちっともおもしろくない。テレビを全くみない日もあるくらいだ。

「儲かることが大事」なのと、「儲かればなんでもよい」というのは違うと思う。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■kiraさんへ
ありがとうございます。>TB&コメント
すみません。このところ、なかなか劇場へ行けなくて、記事の更新もぼっちぼち…でした。
いや~、わかりませんよ~。視聴率をねつ造したり、嘘の報告したりする放送局、少なくないと思ってます。だいたい、嘘つきですよね?>放送 え?偏見?
脚本家不足、というより、固定の、古株の、人気の、視聴率が見込めるものを書ける、放送局おかかえの、息のかかった、リーズナブルな、…脚本家にばかり、この手の作品を作るように指示しているディレクター、プロデューサー、といった方々が多く存在して、既得権益に固執しているからなのではないでしょうか?<言い過ぎ?

投稿: あかん隊 | 2007/09/29 03:17

こんばんは!
ほとんど同時期にご覧になっていたんですね。
少し見失っていました(~~;

この作品に関しては何で30%もの視聴率を取れたのか、とっても不思議なんですが、
やはりキムタク人気なんでしょうかね?
法廷シーンなどはシリアスでも劇的でもなく、、、同じころ放送された
テレ朝の「天国と地獄」の方がよっぽど見応えがありました。
脇役陣もフジお抱えみたいで、正直飽きられないのが不思議な感じです(笑)
それにしても、脚本家不足なんでしょうかね?

投稿: kira | 2007/09/29 02:41

■ひらりん さんへ
「武士の一分」の方が、だんぜん良かったと思うし、あちらで「キムタク臭」(格好イイだろ!)がなかったのが、とても良かったと思うんですねぇ。トレンド風(?)だと、あまりにも「まんま」で、何を言っても「ええ格好し」のようにしかみえない。「仮面ライダー」なんかなら、似合うかもしれない。。。

投稿: あかん隊 | 2007/09/27 10:13

トラ・コメどうもでした。
ひらりん的にはキムタク君は嫌いじゃないので、
彼にしては、はまってる役だと思ってますが。
やはり、テレビシリーズを観てて、
主役以下の登場人物や設定を面白がってみないと、きついかもしれませんね。

投稿: ひらりん | 2007/09/27 01:24

■酔うぞさんへ
法廷を見に行ったことはないので、実際のところはわかりません。起訴した検事は、別件(自分の裁判)でイライラしてて、まあ、それでも仕事としてちゃんとやった…ということになってはいますが、あんなんで「起訴」されるなら、たまらんな~とは思いましたよ。
「攻撃」と「防御」というのは、理解できるし、単純化されるのもわかりますが、映画の中で「攻防」とは、感じられなかったな~、私には。(^^;)

投稿: あかん隊 | 2007/09/20 18:13

    「全員で乗り込んで証拠を提出」とか、でしたよ。
    法律の話なんて、これっぽっちもなくて。
    やり手の弁護士に攻められてる…なんて印象、
    どこにもなかったし、
    証拠採用も、あんなんでいいの? っていう簡素さでした。
    小さな子どもでもわかるようにしたかったのかしら?

へ~そうなんだ。
見に行ってくるか・・・・・・。

どっちかというと上の説明でなんなくリアリティを感じます。
実は今日も東京地裁で「平和神軍裁判」を応援の意味で傍聴していました。

現実の裁判は、ある種の研ぎ澄まされた戦いのようなものなので素人から見ると、かなり単純化されます。

また、攻撃(裁判は攻撃と防御なのです)は単純にしますね。
単純な攻撃を裁判所に理解してもらった方が勝つのが容易になります。
そのためには、勝てる範囲で単純化するというもの戦術です。

こういう事情説明は普通はあまり聞きませんから、リアルにやると検察・弁護がやり合うなんてことは少ないわけです。

テレビ版では、法廷に事件を持ちこむ(起訴する)ために、どんどん問題を単純化していくように見えて、この部分をわたしは高く評価していましたが、「マンガのようだ」とも言われてましたね。

起訴した検事が公判を担当するわけではないので、そこらは映画版ではどうなっているのかな・・・。
見てくれば分かりますね(^_^;)

投稿: 酔うぞ | 2007/09/20 00:30

■悠さんへ
中途半端なんですよね。はちゃめちゃやりたいのか、シリアスにいきたいのか…。人情話みたいなのも織り交ぜたりするから、余計ばらばらな印象になって、結局テーマは、ふたりの恋愛かい?
ユルイ笑いでもなく、力業でもなく、どうでもいい映画(映画というのも贅沢な)になってましたっけ。「かもめ食堂」の方が、まだ救える。>どういう比較?

投稿: あかん隊 | 2007/09/18 00:13

容疑者室井慎次、とおなじくらい駄作でした(^^;).
法廷ドラマとしたら、監修に法曹関係者がはいってたかどうかわからないのですけど、「ゆれる」の方が、だんぜん、よかったです。
「それでも、ボクはやってない」とは、くらべるべきもないですが。
ワキには、いい、役者さんがでてるので、まーそれみるだけでも、よこったですけど(笑)

投稿: 悠 | 2007/09/17 20:37

■酔うぞさんへ
さすが、お顔が広いです。私立探偵事務所の延長みたいな「全員で調査」とか法廷に「全員で乗り込んで証拠を提出」とか、でしたよ。
法律の話なんて、これっぽっちもなくて。
やり手の弁護士に攻められてる…なんて印象、どこにもなかったし、証拠採用も、あんなんでいいの? っていう簡素さでした。小さな子どもでもわかるようにしたかったのかしら?

投稿: あかん隊 | 2007/09/17 19:45

あら厳しい(^_^)

こんなことになっております。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070908

ヤメ検の落合洋司弁護士がリーガル・アドバイザーをテレビ番組からやっていて、その意味ではなかなか面白いのですが、ちょっとマニア過ぎるか?(^_^;)
あ、劇場版は見てません。

一応、情報ネットワーク法学会でお話しを伺ったりしているので・・・・。

投稿: 酔うぞ | 2007/09/17 19:05

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