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2008/06/26

復活できるかもしれない。

「アフター・スクール」(2008年6月25日=劇場)

とても久しぶりの感がある。「運命じゃない人」の監督:内田けんじ の作品。
お勧めにしたがって観賞。言いたいことは、よくわかった。
教師である彼が、探偵に付き合って行く時点でなんとなく読めてきた。
脚本の妙は、さすがのもの。が、しかし…。比較してはいけないのかもしれないが、「運命じゃない人」での名言は、すばらし過ぎて、この作品ではものたりなさを感じてしまった。

キャストはたいへん結構。(除く、常磐さん。すみませんけど)

しばらく劇場から遠ざかっていたけれども、復活できそうな気配はあるのだけれども、
どこか、今ひとつ、乗り切れなかった。

※近日公開予定の映画、おもしろそうな作品は、チラシを集めたものだった。今回は、一枚もなし。予告編も少し観たが、どうだろう…夏に向けておもしろそうな映画、あるのだろうか? 是枝監督の映画は、観たいと思っている。

「JOHNEN-定の愛」(2008年5月15日=試写会場)

これは、ある方から試写会の機会をいただいて観賞した。そういう特別のタイミングでもなければ、自らは観賞しなかっただろうと思われる作品。興味深 く観賞した。杉本彩が阿部定を、相手役のイシダを中山一也が、演じているのだから、画面の様子は想像に難くない。難くないのだけれども、この映画の興味深 いところは、風俗的なものではない。

だが、事実、試写会場でも一部のご婦人の中には途中で退出なさった方もいらした。観るに耐えない…と思われたのだろうか。

ウェットになっては、味わえない。どこか突き抜けて、ドライになる必要がある。
アラーキーのフォトグラフ。演劇におけるエロチシズム。

「情念」は、「情熱」よりもエネルギッシュで、かつ持続性があるのではないだろうか。しかも、対象は集約的で、より具体的になるようにさえ思われる。

この作品、具象でありながら実にアブストラクト。
ある時代を経た人ならば、既視感もあるような懐かしささえ感じるかもしれない。
にも関わらず、現時点での「avant-garde」。
盛り込まれているメッセージは、重量級である。

「バンテージ・ポイント」(2008年3月11日=劇場)

これは、おもしろかった。8月にDVDがリリースされるとか、買おうかな。
「バベル」と似たようなテイストも感じられたけど、「バベル」よりずっと良いと思う。
ド キュメンタリー・タッチ(=ドキュメンタリーではない)の映画(「バベル」がそうだった)は、どことなくあざとさが気になる。「バンテージ・ポイント」 は、観客を無理に考え込ませない。スピード感があるし、アクションも豊富で飽きなかった。ひどく目立つルックスの人物がいないことなど、キャスティングも 良かった。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

■えいさんへ

コメントをありがとうございます。
えいさんのブログに名前を載せていただけるなんて。光栄です。ありがとうございます。

映画について、いろいろ深い考察ができるようになったんじゃないか…な~んて思うのも、えいさんのブログ記事から仕入れた知識があるからです。

中村さんも、あの後、いろいろお仕事なさるようになって、テレビでも存在感が出てきましたね。ご活躍されているようで嬉しいです。

投稿: あかん隊 | 2008/07/22 22:23

こんにちは。

先日はメールありがとうございました。
お返事も出さないままで、申しわけございませんでした。
今日、文中に「あかん隊さん」のお名前を出させていただきました。
事後報告となったこと、
こちらも申しわけございません。

そういえば、『運命じゃない人』の中村靖日さんを
あかん隊さんのブログで知ったことを思い出しました。

実は、その後、ずいぶん経ってから
とあるパーティの席でご本人にご挨拶させてもらったことがありました。
もちろん「えい」と同一人物とは伏せたままというか、
「えい」と名乗ってもなんのことかは
お分かりにならなかったとは思いますが…。

投稿: えい | 2008/07/19 22:02

■ミチさんへ

お忙しい中、更新が滞る拙宅へご訪問、
ありがとうございます!

「アフタースクール」が人気なのは、嬉しいです。
「運命じゃない人」は、俳優陣が地味(笑)だったかもしれませんね。ビジュアル的なトレンドを求める人たちには、「極普通」に見える俳優さんたちのインパクトがないのかも。でも、やっぱり「運命じゃない人」は最高! 「極普通」に見える俳優さんたちを使ったのも成功しているって思います。
夏場、映画もがんばりたいのでしょうけど、良い作品が少ないです。哀しい。

投稿: あかん隊 | 2008/07/06 09:14

こんばんは~♪
私も脚本力だけで勝負した「運命じゃない人」のほうが衝撃が強かったです。
「アフタースクール」は人気役者さんを多数揃えており、役者を見る楽しみがプラスされましたが、どうも前半のテンポの悪さが気になってしまったのでした。
「アフタースクール」→「運命じゃない人」という順番で鑑賞した方は、みなさん「アフター~」の方の評価が高いようですが・・・・(汗)

今月はあまり目玉がないですよね。
本日「クライマーズハイ」を見てきましたが、NHKのドラマの方が良かったかも(汗)

投稿: ミチ | 2008/07/05 22:41

■悠さんへ

コメント、ありがとうございます。
お勧めに従って(笑)、観賞してきました。こういう映画が、近くのシネコンで上映されるとは。嬉しい限りです。ミニシアター系の映画も、近くで鑑賞できるんですから。

「運命じゃない人」は、ほんとに良く練られたシナリオが絶品でした。今回は、少し浅い気がします。それでも、邦画は、こういった傾向の作品にもっと力を入れるべきだと思いますねぇ。テレビ局主導のイケメンタレントを使わずに、ちゃんと「芝居」のできる人を使って。(汗)

山本学さんですね。すっかりメタボになっちゃいましたね。(爆) お弟さんがた(圭さん、亘さんでしたっけ?)は、どうしてるのかな?

ほんと、観たいと思う映画がありません。
「歩いても 歩いても」は観ようと思っていますけど、お魚が主人公のアニメ、騒いでいますが、たぶん観ないと思います。「スカイクロラ」は、絶対観ます。

投稿: あかん隊 | 2008/06/26 15:03

アフタースクールみられましたか。脚本力は、「運命じゃない人」の方がいいですね。役者さんが、めじゃ〜な分、「運命」の視点(家出女性、主人公、やくざの親分、、、、からみた物語)の方がおおかったですもんね。青年座(西田敏行が属してたところ)の山本さんって俳優さんまで、ちょい役ででてましたもん。俳優力がすごいですね。

これ、みたい、、、って映画すくないですね(;;)

投稿: 悠 | 2008/06/26 06:04

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