スカイ・クロラ
観た。好きだな、こういうの、と思う。
色彩設計(色指定)のトーンがいい。好みの色調。彩度を極力控え、無彩色に近い動画のなか、空の青が印象に残る。色調は、やや少なめで、あまり長くない台詞が多いことにも同調しているかのようだ。
文字だけの説明映像がないこと、風の音が聞こえる場面が多いこと=とても静かであること。
それに対して、空中戦での轟音があるが、それでも、全体として非常に静謐。
冒頭のスタッフテロップ(?)の部分もしゃれていて、押井監督の名前は、着陸しようとする地面に影となっていて、名前がちりぢりになっていくのと同期して文字の影も散って消えた。
この作品に何を期待して、観に行くのだろう。
映画を芸術だとするならば、芸術は感性の問題だから、説明されたらおしまいだ。
表現方法は、さまざまあるし、表現者たちが主張しようとすることが、必ずしも観賞する側が感じることと何もかも一致する、ということもない。だとしたら、自分がこの作品から感じたことは、(物語としても、映像としても)とても良質の、レベルの高い「美しさ」でもあったわけで、作品に酔い、満足していれば十分なんじゃないか。
手放しで賞賛するわけではないが、込められたメッセージは、凝縮され、鋭利でさえあっただろう。(でも、好き嫌いはあるだろうなぁ)
宮崎駿氏も「紅の豚」でみるように、飛行機(それも、どちらかといえば古いタイプの)が好きらしかったし、押井氏も飛行機にはこだわりがあるようだし。
空と飛行機。これらは、少年の心を持ち続ける(キルドレでもないが…)表現者にとって、どうにも魅力的な存在なのだな。たぶん。
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コメント
■Agehaさんへ
新年おめでとうございます。こちらこそ、本年もどうぞよろしくお願いします。
「攻殻2.0」は、大元の作品を劇場で観ることができなかったので、これだけは…と出かけました。
昔、DVDですが、初見の時より感動は薄かったですね。しかたないことですが。(そのくせ、2.0のDVDも入手してます。汗)
「スカイクロラ」は、期待度が大きかったですね。ほんとに。キャラクタデザインが、とてもあっさりしてましたけど、それも全体構想の中にあったのではないかと。凛子さんの声は、少し聞き取りにくかったです。それでも、またDVDを予約して待っている状態です。<懲りない?
原作は未読ですが、是非読んでみたいです。
投稿: あかん隊 | 2009/01/05 16:17
ご無沙汰してます。
明けましておめでとうございます。
更新や巡回がままならない状況ですが
今年もよろしくお願いします。
攻殻機動隊2.0みた人が少ないので
なんだかうれしくなっちゃいました。
・・部分的に映像のクオリティをあげたんだけど
正直で?っていう作品になったのが
ちょっと寂しかったですが。
リアルタイムで劇場公開を見ているため、
「変えるなら全部変えんかい」と思いっきりツッコミました。(笑)
スカイクロラは珍しく先に原作を読んでいて、
その世界観がとても好きだったんですが
いかんせん菊池凛子さんの声がどうもダメでした。
結末が変わってしまったこともショックでしたし、
飛行機へのこだわりがあれだけあるのに
人間は手抜きかいというくらい映像が違うので
コレまたえらくツッコミをいれてしまいました。
・・・好きだから、期待するから
逆に厳しくなることありますもんね・・・。
投稿: Ageha | 2009/01/05 02:42
■もこもこさんへ
コメントをありがとうございます!
アニメの彩色をやっていたことがあるので、気になるんです。>色 確かに、静かな場面が多いから、たいくつしてしまうだろうな、と思いましたよ。(笑)
格納庫での火気は、厳禁ですよねぇ。(爆)
投稿: あかん隊 | 2008/08/11 15:50
そういわれれば色はきれいでしたね。
どうも私はその辺の感性が不足しているらしいので、それだけでは物足りない感じがしちゃいます。
格納庫でタバコを吸うのはやめましょうね!と突っ込みながら見てました。
投稿: もこもこ | 2008/08/11 09:44